マネジメント 2017/05/02

真の問題解決とは

FROM:本郷卓也(GrowthU認定コーチ)

皆さん、いよいよGWですね(^^)
こうした時間は、自分を成長させる為に使ったり、第2領域と定めている事を実行したり出来るので、僕は、とても好きですw

その為には、GW前にやる事を片付けなければならない事もあります^^;その一つとして先日、あるプロジェクトの定例会議でこれまで検証した結果のシェアが行われました。その結果がシェアされてからの議論では、いつも活発なんです。

また、議論すべき内容には、様々な話の分岐点があるので、各者が思う意見を述べると、全員が議論しながら更にシュミレーションをして絞るべきポイントを見出そうと必死に考えています。僕は、そうした議論を観察するのが好きで、議論が活発な間は沈黙しながら聞き入ります。議論が止まった時に、「こう考えてみると如何でしょう?」と発し、また議論が活発になるので観察をします。

別に意地悪でしている訳ではなくある意味、僕の役割は、そうした別の視点を提供しているので、全員が納得してくれています。この別の視点というのがポイントでして、視点を変えると全く新しいアイデアが出たり、問題が解決したりします。多くの場合、当事者は目の前のことにばかり注意しがちで定期的に俯瞰して、その物事を見ることを忘れてしまいます。そうならない様に、常に僕は俯瞰して見るようにしています。

実は、スティーブン・R・コヴィー博士がこのような事を言っています。
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問題の見方こそが問題なのである。
「問題を一刻も早く解決してくれるような手っ取り早い解決方法はないだろうか」
自らの問題に直面したとき、あなたはいつもこう思ってはいないだろうか。
こうした即効性ばかりを求める問題の見方こそが問題なのである。
スティーブン・R・コヴィー
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この内容は忘れてはいけないと振り返る度に思います^^;これは多くのことに当てはまると考えるからです。

例えば、コミュニケーション。家族との会話であれ、会社での会話であれ同じです。ついつい知っている知識や経験から、パッと言ってその会話を終えてしまいがちですが、本当の問題は何処にあるのか?ここを見誤ってはいけません。

次に経営・マネジメントです。毎月、毎月、売上のことや、起きてしまったトラブルの責任は誰だ?とか。正に、スティーブン・R・コヴィー博士が言っている様な「問題を一刻も早く解決してくれるような手っ取り早い解決方法は無いだろうか」と、このような視点ばかりだと会社にとって本当の問題を見落としてしまいます。

では、そうならない様に、どうすれば良いのか?と悩んでしまいますよね^^;では、そうならないためには、どうすれば良いのか・・・?ここで必要になるのが、MMV(Mission・Vision・Value)です。MMVをしっかりと定めておくことで、何かあれば、すぐに会社のミッションやビジョンと照らし合わせて本当の問題とは何か?どう見るべきなのか?と考えます。

その為に、会社のミッション、ビジョンなどを決め、何かあれば、すぐに会社のミッションやビジョンと照らし合わせて本当の問題とは何か?どう見るべきなのか?と考えます。ミッション決めれば、どうみるべきか考える指針ができる。指針が出来るので、それに合っているかどうかを測れば会社として正しい方向に進むことが出来る。ミッションをもとに、本当の問題を見つける事も出来ますしミッションがあれば本当の問題を見つける助けになるかもしれませんね。

如何でしたでしょうか?あなたもGWで会社が休みであれば「問題の見方」について少し考え、本当の問題解決というのを見つけてみては如何でしょうか?

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