経済 2017/12/31

親北政策で経済も弱体化へ




私は現在の韓国は共和国といいながら、国家としての体をなしていないと思います。


軍事的にたとえるならば、在韓米軍の存在によって「キャンプ・コリア」という状態になっています。古代日本でいうところの任那日本府のようなものとして米軍が韓国国内にいる。在韓米軍がいることで、韓国は北朝鮮だけではなく、中国やロシアにも潜在的に睨みを利かせ、どうにか持ちこたえています。


また、経済的にたとえるならば、韓国は「無国籍企業経済特区」です。現在、韓国のGDPの二割を占めるのはサムスンであり、そうしたエリートが国際金融資本と一緒になって活動しています。


しかし、そうしたエリートは韓国の1%にすぎず、それ以外は低賃金労働者です。つまり、経済的には韓国は分断されており、国民としてのアイデンティティーがないというのが今の韓国の実態ではないでしょうか。


だからこそ、朝鮮民族ナショナリズムを通じた北朝鮮の宣伝が非常に浸透しやすくなっているわけです。


今後、韓国は外交面での親北政策に並行して、国内経済の面で財閥叩きが本格化するはずです。「経済民主主義」と称して、GDPの大部分を占める財閥の解体を進める悪しきポピュリズムです。

今までの韓国の強みであった経済も弱体化が進んでいくでしょう。




藤井厳喜・宮崎正弘著『韓国は日米に見捨てられ、北朝鮮と中国はジリ貧』
第1章 北朝鮮はどこまで暴走するかーP68




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