社長の仕事術 2017/09/27

質問をしよう


From:ダン・ケネディ

もう何年も前のことになりますが、ドロシー・リーズという本当に素敵な女性と仕事をする機会がありました。彼女はとても知的なビジネスウーマンであり、セミナー講師であり、作家であり、がん経験者であり、女優でもあります(彼女の本はアマゾンで見つけることができます)。彼女はとても多くのセミナーを開催していますが、その中の一つに「賢い質問のすべて」というものがありました。

このセミナーの理論は、「あなたの人生のクオリティは、あなたが問う質問のクオリティと密接な関係がある」というものでした。
多くの人が、この「質問」に関する問題で実に多くのチャンスを逃していると言えるでしょう。

まずは、自分自身にたくさん質問するということができていません。
お気付きの方もいるかもしれませんが、私はニュースレターの中で、皆さんが自分自身に問いかけるような質問をよく取り上げています。多くの人はたじたじになるような質問をされることを避けようとします。難しい質問に立ち向かったり、新しい挑戦をすることも避けようとします。しかし、成功している起業家たちは、逆にそういった困難な「質問」を自分から探し求めているものです。

私の長年のクライアントで、小さなビジネスを巨大な企業にした人がいます。その後彼は自分への質問を嫌い、イエスマンに囲まれ、彼に挑戦する人間を遠ざけてしまいました。残念ながら彼の事業はそれが原因でどんどん悪い方向へ向かっています。

次に、自分の顧客にたくさん質問をするということができていません。
私のクライアントにも、実際に顧客が「何を考え何をしたいのか」を聞いていないにもかかわらず、顧客の意見を勝手に憶測して自分の意見が正しいと信じているので、わたしはとてもストレスを感じています。

そして、頭が良く成功している人にたくさんの質問をしていません。
うぬぼれは最大の敵です。また多忙を理由にしているうちは成功しません。

最後に、意味のある質問をしていません。
私も、望むような答えをもらうためだけの質問をされることがよくあります。本当に良い質問とは、回答に制限がなく広がるものなのです。

好奇心は猫を殺すという諺があります。私は猫の専門家ではありませんが、好奇心は起業家を殺すことは絶対にないと言い切れます。それどころか、好奇心は起業家を成功させる秘訣でもあるのです

-ダン・ケネディ


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