習慣 2018/04/08

それは事実でしょうか?


From:ダン・ケネディ

CNNの画面下に小さく出るテロップニュースの内容で、日本か中国のどちらかは忘れましたがこんなニュースがありました。葬式に踊りながら脱ぐストリッパーを雇って参列させるという、社会で広く行われている慣習を政府が違法としてやめさせようとしているそうです。

今まで考えたこともありませんでしたが、結構良い案ですね。スピーチと売り込みの間にストリッパーのダンスを挟んだら盛り上がるのではないでしょうか。

葬式に参加する人が多ければ多いほど、その死者は重要で名誉ある人物として天国で良い扱いを受けると人々は信じているようです。ですから人を集めるためにストリッパーを雇うわけですね。

ええ、わかっています。馬鹿げた話に聞こえますよね。しかし、自分が信じている多くのことがどれほど他人には馬鹿げて聞こえるかを理解するのはもっと難しいですよ。そして、ここで重要なのは信じていることの多くが本当に馬鹿げているということです。

信念と事実、信じることと合理的に考えることには、グランドキャニオンほどの大きな違いがあるのですよ。その違いを理解できないことがほとんどの戦争や争いの原因となっており、そのせいで腹が立つほど毎日たくさんの人が今この瞬間に命を落としているのです。

その違いを受け入れられないと、ビジネスにおいても大きな問題となりますよ。広告宣伝やマーケティング、そのほかのことについても、知識より信念に基づいて決定がなされている場面が多すぎます。皮肉にも現実は毎年、毎月とかなり変化しているのに、あなたの信念や信じていることは永久に変わらない傾向がありますからね。気をつけてくださいよ。

常に自分へ問いかけるべきことは次の通りです。
「私はこれを真実だと信じているのか、知っているのか、どちらだろう?」
信頼できる人を数人連れてきて、あなたに否定的な意見を言ってもらうのもいいですよ。(これがマスターマインドグループに入る理由ですね。ヒントがたくさん得られますからね。)

できるだけ多分野から常に事実に基づく情報収集をしなければなりません。あなたの信念とは異なる、新しい情報についても進んで考える姿勢が必要ですよ。決心を固め、強く断固な姿勢で構えましょう。毎回新しい意見に簡単に影響されたり、気をとられたりしないようにしなければなりません。しかし、それと同時に柔軟性を持って、異なるアイディアや情報にもオープンな姿勢でいてくださいね。ここは気をつける点ですよ。

あなたは普段、すぐに「拒絶モード」に入りますか?それは全くもって良くありませんね。あなたはしょっちゅう他人の意見に左右されますか?それも良くありません。ここも気をつける点ですね。

1つの「事実」は100の「信念」よりも価値があります。事実を知ること、そして、信念を手放して事実を受けいれることは非常に利益のあることなのです。

-ダン・ケネディ

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