通訳が聞き取れない英語



From:西埜巧祐(にしのこうすけ)

@米国、ヒューストンの空港より…


「今の英語、分かりづらいねー」


と、通訳の人から言われた。「えぇ」と思った。というのも、その通訳さんは優秀で、外人よりも上手い英語を喋ったりするからだ。そんな人でも、聞き取れない英語があるんかと。


僕も聞き取れなかった(それもそれで結構珍しい)。それがどんな英語だったか?この気づきは、効果的なプレゼンやセールスメッセージを作るときに、必要だと思ったことにつながりました。


聞き取れない英語の正体


どんな状況だったかというと、ヒューストン空港に着いて、ハンバーガーを食べに行った時のことです。ちなみに、アメリカの肉は食べない方がいいよって言われていた。どうもホルモン剤が入ってて、体によろしくないらしい。


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んなこと言われても、あったら食べてしまうのが人間の性である。ハンバーガショップに入り、太めのウェイトレスに案内された。カウンター席に案内され、赤い椅子に座ってメニューを見た。英語だらけで意味不明…。 なんとか、「ハンバーガー」のカテゴリを見つけて、マッシュルームチーズバーガーを注文した。コーラは頼まなかった。水をお願いした。


そのチーズバーガーを頼むとき、いかにもマニュアルチックなクロスセルトークを聞かされた。


「+$1で、オニオンリングとかをつけられます。カリッとして美味しいもので、ハンバーガーに合いますよ」


多分、こんな感じだった。だが、この英語が異常に聞き取れなかった。文章にすれば大したことがない。でも僕も、通訳さんも聞き取れなかったのだ。なぜか?


感情0の英語だった


通訳さんに、「なんで、聞き取れなかったんですか?」と聞いたら、こう言われた。

「英語でも、やっぱり感情がないと聞き取りづらいんだよね。その人の感情があると、聞き取りやすいのよ。意外に、文章以外の情報から、読み取っている部分って大きんだよね」

こう言われた時、なるほどと思った。確かに、日本語でも同じことがあるように思えます。文章の情報よりも、会って話す時の方が、情報量が多いように思えます。簡単な例だと、メールやチャットで話し合うよりも、会って話す方がすんなり問題が解決したり、決断・実行のスピードが速かったりしますよね?

それは、今回の英語と同じことが言えると思うんです。つまり、感情面の情報量があることです。そのことを聞くと、今回の出張の目的である「プレゼンにおける心理学」を学ぶことは、とても有意義だなと感じられました。


論理と感情。これは両輪であり、どちらが欠けてもダメ


論理と感情は両輪です。どちらかが欠けたら、走らなくなります。どんなに良いメッセージでも、感情も伴わなければ、伝えることは難しくなってしまうのです。だから、考えてみてください。


どうやったら、感情を動かすことができるのか?伝えることができるのか?これを考えることが、強いプレゼンのメッセージを作ることにつながります。


ー西埜巧祐(にしのこうすけ)

PS

どうやってお客さんに伝わるプレゼンを作れるか?それは、この講座で公開している型さえあれば大丈夫です…

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