滅多にない機会をしゃぶりつくせ
From:藤岡将貴
今日は8月11日。気が付いたらもう8月になっていた、という感じで。5月に産まれた子どもがまだ3ヶ月あまり、という状況では、暑さがハンパない今年の夏はどこにも出かけられず。家でおとなしく過ごす日々。一般的に今日からお盆休みだと思いますが、我が家は今年は旅行の予定もなく。最近はAmazonプライムでドラマや映画を観るのがもっぱらの楽しみとなっております。
そんなわけで、最近は土日も自宅にいることが多かったんですが、テレビをつけていると、あることに気がついたんです。それは、、、
「高校野球関連の番組多いな!」
もしかしたら、あなたはご存知ないかもしれませんが、今年、夏の全国高校野球選手権が記念の100回大会を迎える、とのことで。1940年代に戦争に伴う中断があったものの、100年も前から毎年やっているのかと思うと、すごいですよね(ちなみに、第1回が開催されたのは1915年だそうです)。
僕が見た番組は、歴代最強の選手をファンが投票してランキングで紹介するものだったり。かつて甲子園で活躍した選手をスタジオに呼んで、知られざるエピソードや大記録の秘密を公開したり。桑田・清原のKKコンビの当時のストーリーだったり。そんな番組でした。
(ちなみに、僕にとっての歴代最強の選手は、断トツで横浜の松坂投手なんですが、ファンの投票の第一位は星稜の松井選手でした。あなたは、どうでしょうか??)
さっき、NHKのウェブサイトを見たところ、大会の期間中に高校野球関連の14の番組が放送されるようです。もちろん、民放各局も特番をいろいろ放送しているので、全部合わせると、もしかしたら100近くあるのではないでしょうか?
さらに、インターネットで調べていると、テレビの特番以外にも、第100回記念大会のオフィシャルグッズを販売しているショップ。「高校野球100回写真展」を開催しているショッピングモール。高校野球を題材にした漫画コミックの無料キャンペーンをやっているサイトなど。テレビ局だけじゃなく、いろいろなところで、「100回記念」に乗っかった商売やキャペーンが行われているようです。たぶん、冬の全国高校サッカー選手権大会も、今年の12月に開催される大会が第97回とのことなので、あと3年後くらいには、同じようなことが起きることは、容易に想像がつくでしょう。
ニュースに乗っかる
野球グッズを販売しているお店など、野球関連のビジネスをやっている人にとっては、今年の節目の「100回記念」というニュースは、使わない手はないニュースではないでしょうか?こういったニュースを使ってキャンペーンをやる、というのは、もっとも簡単に売上を増やすことのできる方法の1つです。
僕らも最近の事例ですと、今年の6月にあのリッチ・シェフレンが来日した時には、このニュースを使って、たくさんのことをしました。このニュースを使ったキャンペーンは少なくとも4つはやっていますし、ポッドキャストにも出演してもらいましたし、大阪のオフィスで商品製作もやってもらいました。もちろん、サミットに登壇してもらいましたし、サミットの講演内容を使ったプロモーションも作りました。そして、なんといっても、ザ・レスポンスの読者やお客さんに、素晴らしい学びの機会をご提供することができました。今回は数日の滞在でしたが、もう少し、リッチが日本に滞在していたら、もっといろんなことをやったことでしょう。
滅多にない機会をしゃぶりつくせ
高校野球の100回記念も、リッチ来日も、こういった特別な機会はめったにありません。もし、あなたの周りに訪れたこんなラッキーな機会があったら、できる限り有効に使うべきです。ちょっと言葉は悪いですが、とことんしゃぶり尽くすべきです。
マーケティングの世界でも、同じことが言えます。あなたもよく経験されることだと思いますが、そもそもマーケティングで何かが成功する、ということ自体、そうそうあることではありません。基本的に、失敗の方がはるかに多いですよね?もちろん、僕たちも同じです。
なので、狙って得られた成功にしても、棚ボタのような偶然訪れたラッキーな成功にしても、うまくいったことがあったのなら、その機会をとことん利用しなければいけません。よく、「オリンピック特需」など「◯◯特需」という言い方がされますが、まさに「特需」のようなものです。
なぜかって、こういったニュースは一時的なものだからです。うまくいったことも、ずっと続くかわかりません。ボーナスタイムのようなものです。スーパーマリオでスターを取ったときに一時的に無敵になるようなものです。だから、その効果が消えないうちに、ありとあらゆる手を尽くして、できる限りのものを絞り出さないといけません。
PPC広告で反応がいいバナー広告が見つかったら、反応が取れるうちに、単価を上げたり、テキスト広告も作ったり、メディアを増やしたり。手を尽くして露出を増やさないといけません。その寿命は、今や、ホント短いですから…
ぜひ、あなたのビジネスでも、そんな滅多にないニュースや出来事が起きたり、うまくいった成功が見つかったのなら、他のことは後回しにしてでも、その瞬間は、その機会に乗っかって、しゃぶり尽くしましょう。
-藤岡将貴
PS.
フォーカスせずに、いろんな儲け話に手を出しましょう、という話ではありませんので。一応、念のため。。。
<お知らせ>
あなたはセミナーや勉強会、あるいは説明会で、、、
こんな間違いをしていませんか?