あなたは広告でこんな間違いしていませんか?(Part2)


From:藤岡将貴

先週、自宅に届いた1枚のチラシに書かれたコピーについて、お話ししました。ざっくり振り返ると、そこに書いてあるメッセージを読んでもらいたい相手(つまり、買ってくれそうな人)ではなく、違う人に送ってしまっているんじゃないか?いわゆる、ダン・ケネディの3M、マーケット(届ける相手)、メッセージ(コピー)、メディア(届ける媒体)がマッチしていないんじゃないか?というお話でした。先週の記事をまだご覧になっていない方は、ぜひ、読んでくださいね。

今日は、その続きです。もう一度、ヘッドライン周りをご紹介しておきますとヘッドラインは、、、

これに参加しないと人生半分損をする!えっ!FXで勝てないなんてあり得ない。

その背景にはびっくりしている女性のイラストが入っていました。そして、ヘッドラインの下には、こんな文章が続きます。

✓貯金を根こそぎ持っていかれるんじゃないか怖い。
✓なぜ、あんないい加減な人が稼いでいるの?
✓家事や子育てが原因で、自由に仕事ができない。


ここまでを読む限り、このチラシのターゲット(ペルソナ)は…


「現在、仕事はしていない30代、40代の主婦で、FXでお金を増やしたいと思っている。でも、せっかく貯めた貯金がなくなってしまうんじゃないか…という恐怖がある。」

そんな人なんでしょう。その前提で、先を読み進めていきます。

その下には、こんな文章が続きます。

そのお悩み瞬間解決します。FX、実は勝てるのは5%のみ。残りの95%の人が負けるのは、証拠金維持率を知らないから。誰もが知らないFXの極意を一挙公開!儲けてる人と同じトレードをすれば儲かります。

ベネフィットを感じさせるコピーですね。「残りの95%の人が負けるのは、証拠金維持率を知らないから」あたりは好奇心を感じさせますよね?ここまで読んで「証拠金維持率を知れば勝てる」ということはわかった。でも、「証拠金維持率とは何か?それを知ってどうすればいいのか?」がわからないですよね。それを知るためにはセミナーに来てくださいね、ということなんですね。これは知りたくなりますよね?

さらに、その下には、こんな文章が続きます。ですが、、、


ここで再び違和感が…


投資を学ぶと、、、

✓子供や孫のプレゼントをケチらなくて良くなる!・・・①
✓去年より恋人と遊びに行く回数が増える!・・・②
✓子供の教育費を稼げる!・・・③
✓老後破綻、経営破綻を避けれる!・・・④
✓多くの投資家が陥るミスがわかる!・・・⑤
✓経費をたくさん使えるようになる!・・・⑥
✓元金100万円で月30万円増やせる!・・・⑦
✓読書したり、のんびりショッピングに行く自由な時間が増える!・・・⑧

ここで、「5%の人しか知らない証拠金維持率を知ることができるから、FXで勝てるようになる」というベネフィットを広げていますね。FXで勝てるようになったら、生活面や感情面でどんな変化が得られるか?をアピールしていると思われるのですが、、、ところどころ違和感がありませんか?

例えば①の「子供や孫のプレゼントをケチらなくて良くなる!」。「孫」は違いますよね?おじいちゃんやおばあちゃんですよね?それと、②の「去年より恋人と遊びに行く回数が増える!」は、主婦ではなく、独身の女性、あるいは男性向けのメッセージではないでしょうか?④も「老後破綻」は、30代、40代ではなく、もう少し年齢が上の人だと思いますし、「経営破綻」は主婦ではなく自分でビジネスをしている人向けでしょう。⑥も「経費」という言葉を使うのは会社経営している人ですね。

⑤は、主婦が自分のことを「投資家」だと思うでしょうか?おそらく、「家事や子育ての合間で、ちょっとお金を増やしたい」という程度に思っているだけでしょうから、「投資家」というセルフイメージはたぶんないでしょう。⑧は「自由な時間」を売るのであれば、おそらく働いている女性向けで、FXで自宅で稼げるようになることで、今までよりも働く時間を減らして、自由にお金と時間が使える。そんなメッセージになるのではないでしょうか?(「自由な時間」ではなく、「自由に使える自分のお金」を売るのであれば、主婦にマッチするでしょう。)


セールスコピーで多くの人がやってしまいがちな間違い…


これはセールスコピーで多くの人がやってしまいがちな間違いです。それは、ペルソナが一貫していない、という間違いです。その原因は2つ。1つは、コピーを書く前にきちんとペルソナを定義していないこと。そして、もう1つは、1枚のコピーで、できるだけたくさんの人に反応をしてもらおうと、複数の人向けのメッセージを入れてしまうこと、です。これはやってはいけません。1つのセールスコピーは、たった1人のペルソナに、たった1つの商品を、たった1つのアイデアで売るのが鉄則です。そうしないと、読んでる途中で意味がわからなくなったり、ここで書かれていることは自分のことじゃない、と思われてしまいます。

「1つのセールスコピーは、たった1人のペルソナに、たった1つの商品を、たった1つのアイデアで売る」

あなたもぜひ、これを忘れずに、セールスコピーを書くようにしてくださいね。

-藤岡将貴


PS.
先週もお伝えしましたが、もし、このチラシを作成された方が、この記事をご覧になられたら、、、どうかお気を悪くしないでください。もっと改善できると僕が思った点をお伝えしているだけですので…^^;


【 新ビデオシリーズ 】

「縦長のセールスレターなんてうちには関係ない、
という感じで...セールスレター書きます、
と言っても、誰も聞く耳をもたないんです...」

「セールスレターを書いて欲しい、
という人が周りにいないので、
仕事の話にならないんです...」

「みんなセールスレターを知らないので、
セールスライターとして独立する道筋が見えないんです...」

さて、これは本当でしょうか?事実なんでしょうか?

この件について、ズバリ、現在活躍中の
セールスライター5名にお伺いしました。

この議論の決着は?彼らの真実は?
↓ ↓ ↓
今すぐビデオを見て真実を知る

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