新しいバス


From:山田光彦

Dream Sleeper(ドリームスリーパー)という夜行バス。

夜行バスというと安いけど、狭くてしんどい。。。っていうイメージがあるんじゃないかと思うのですが、これはその逆。東京ー大阪間の価格は、新幹線のグリーン車よりも高い2万円。1人1人の座席が完全個室になっているんです。

「なんかおもしろそうやな!」

と思ったので、先週末のセミナー(セールスライター認定コースの講師をやっていました)が終わった後、1度乗ってみることにしたんです。ですが、、、

完全に失敗でした。。。
ドリームスリーパーのせいではなく、僕のせいなんですけどね。。。

今から考えると、ちょっと悪い兆候は出ていたんです。ドリームスリーパーに乗るという話をリッチ事業を仕切っている高木くんに話をしたとき、、、

「それ絶対失敗ですよ。どう考えてもしんどいですね」

と、楽しみにしている僕に対してまったく空気を読めない発言をブチかましてきたり、、、など、ちょっと悪い予感はしていたんです。ちなみに、高木くんというのは、この男です。


(爽やかなスポーツマンみたいな顔をしていますが、騙されてはいけません…)

バスの出発が22時50分だったので、ゆっくりバス乗り場に向かったら、バス乗り場ががわからず、乗り遅れそうになったというちょっとしたトラブルがありましたが、無事到着。実際に乗ってみると、、、


この写真のような感じで、バスに入ったところで、靴を脱いでスリッパに履き替える。1人1人の座席が、飛行機のビジネスクラスみたいな感じの作りで、完全個室になっています。この個室で、東京から大阪までゆっくり寝て過ごそうと思っていたのですが、、、

「寝れない。。。
 しかも、同じ体勢でずっといたら腰がダルい。。。」

こういう感じのところでぐっすり寝られるタイプの人であれば、ドリーム・スリーパーはかなりいいと思います。でも、忘れていたんです。

僕はそもそも、どこでも寝れるタイプではないんです。さらに、アメリカへ行くときには12時間とか飛行機に乗ることになるのですが、5時間ぐらいは立って準備運動しないと腰や足がだるくなってしまうんです(搭乗員さんにイヤがられることもしばしば)。

なので、大阪までの7時間、本でも読もうかと思ったのですが、もし酔ってしまうと、地獄の7時間になってしまいかねないので、少しだけ読んで断念。

寝られず、仕事や勉強もできない、非生産的な時間を過ごしました。。。

ちなみに、非生産的な時間の間に、ダウンタウンのまっちゃんがやっているアマゾンのオリジナル番組「ドキュメンタル3」を見たんです。その中に出ているオードリーの春日さんがやばいぐらいおもしろかったです。普段は、春日さんでそんなに笑った記憶はないのですが、深夜で隣の部屋で寝ている人がいるにも関わらず、大声で爆笑してしまいそうになりました。ちなみに、女性と子供は見ない方がいいと思いますw


アイデアを他の業界からもらう


くだらない話はこれぐらいにして、このドリームスリーパー。バス業界でちょっとした話題になっています。僕も話題になっていますよといったニュースを見て、乗ってみようと思ったんです。

ですが、このドリームスリーパーのアイデア。おそらく、飛行機のビジネスクラスにあたるものをバスに持ち込んだ、というシンプルなもの。ゼロから自分の頭で考えて、オリジナルのアイデアをひねり出したものではないでしょう。それどころか、他の業界どころか、隣の業界からアイデアをもらって実行したものです。

そして、他の業界でうまくいっていることを応用して、自分の事業に使ったことで、大きな成果を収めた事例は山ほどあります。

単品商品を売るのではなく、全部で月額いくらみたいな売り方。いわゆるストックビジネスとか、定額課金なんて言われたりするやり方で、レンタルビデオ業界ではNetflixやHuluが革命的な変化を起こしました。他にも、Adobeなどのソフトウェア業界も、定額課金を導入していっています。

他にも、シリコンバレーで生まれた新規事業・起業プロセス「リーンスタートアップ」。これも、元々はトヨタが在庫を最小に減らした生産方式「ジャスト・イン・タイム」を新規事業・起業プロセスに応用したものと言われています。

ちょっと、変わったところでいくと、Googleの検索アルゴリズム。これには、研究論文のランク付けの方法が応用されて使われました。というのも、研究論文の評価は、どれだけ多くの論文に引用されているか、ということに基づいてランク付けされていたんです。Googleの検索エンジンでいえば、どれだけリンクされているか(いわゆる被リンク)、でそのサイトの評価を決めるという形ですね。


海外の成功事例を日本で…


スターバックスの創業者ハワードシュルツも、イタリアのカフェでお客さんとバリスタとの心地いい雰囲気を見て、アメリカでもこういうのをやろう、と思ってスタバをはじめたのがきっかけです。つまり、イタリアで得たアイデア(インスピレーション)をアメリカで応用したやりはじめたわけです。

まあ、こういう事例じゃなくても、日本にもスタバやマクドナルド、Appleなど、アメリカで売れているものが日本でも売れるというのは、普通です。僕らもマーケティングのメッカのアメリカのやり方を日本で実行しています。

それに、海外でしかやっていないものなら、同じ業種でマネしても迷惑がかかることもないので、やりやすいですよね。スタバみたいな規模になったら、話は変わって来ますが、、、

僕らはマーケター。発明家ではありません。なので、ゼロからアイデアを考えて事業をやらないといけないわけではありません。それどころか、ほとんど変わりがない会社が世の中にはあふれています。

それに、ゼロから発明したアイデアはうまくいくかどうかまったくわかりません。実際、発明されたもののほとんどは日の目をみることはないでしょう。つまり、うまくいく確率がかなり低いんです。

もちろん、成功事例を参考にするときには、参考元に迷惑にならないようにしないといけません。それでも、発明という危険な賭けをするよりも、マーケターとして、成功事例を参考にして成功する確率の高い方法を実行した方がいいんじゃないかと思うのですが、どう思いますか?


ー山田光彦


PS.
今日(19日)からアメリカに出張してきます。また、おもしろい情報があれば、シェアしますね。


PPS.
高木くんと僕は、仲が悪いわけではないので、あしからずw


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