批判。24時間テレビ
From:山田光彦
毎年恒例。
黄色のTシャツでおなじみの24時間テレビ。
2,3日前に放送され、今回も西日本豪雨災害などのために募金を集めていましたが、、、結構、批判されているみたいですね。しかも長年。
正直、僕はこの番組をあまり見ないのですが、どんな批判をされているかというと、、、
「感動の押し売りがウザい」
「偽善番組」
「そもそも感動しない」
などなど、言われたい放題。
そして、この批判を大きくしている大きな理由に「出演者のギャラが高すぎる」ということが影響しているようです。
なんでも、出演者のギャラが暴露されてしまったことがあり、それによると、数千万、数百万という単位でタレントさんやアイドルグループなどに支払われていた、と。
「チャリティ番組なのに、どういうことだ!」
ということなんでしょう。でも、不思議に感じるのは、、、
出演料が高くても、
募金される側は困らない…
出演料がいくら高くても、募金される側はまったく困らない、ということ。むしろ、いいタレントさんが出演してくれる確率が高くなるので、募金額が増えやすくなるんじゃないでしょうか。というのも、、、
24時間テレビチャリティ委員会のHPによると、募金は経費を差し引くことなく支援活動に活用している、と書かれています。
※公益社団法人24時間テレビチャリティー委員会HPより
なので、HPで思いっきり嘘をついていない限り、募金が出演者のギャラに回っているということはないでしょう。ギャラをいつも通り、24時間テレビのCMなどのスポンサー収入などで支払っていると考えると、ギャラが高くても、募金額が減りません。
こういうことよりも、支援してもらう側が困ること。それは、、、
支援が打ち切りになること
支援が打ち切りになれば、もちろん、困ります。それに、いつ支援が打ち切りになるかわからないような状態なのと、長期的に支援が望めるという状況では、支援を受ける側もできることが違ってきます。
たとえば、ある発展途上国に学校を作る。
そんな支援をしたときに、2,3年で支援がなくなってしまったら、、、その学校は存続することがかなり難しくなるでしょう。
でも、支援を10年,20年と続けることができるなら、、、
その地域を支えるたくさんの卒業生が育っているでしょうし、その地域が自立してやっていけるよう計画し、実行することもできます。
事業・ビジネスが世界を変える
日本や世界を豊かにしてきたものはたくさんあります。
たとえば、電車、電話、インターネットや自動車、家、パソコンなどなど。これらがあることで、僕たちの生活はとても豊かになっています。そして、僕らの生活を豊かにしているほとんどすべてが事業・ビジネスの形になっています。
そうしないと、商品やサービスを長期的に安定して提供することなんてできないからです。
なので、支援をする場合でも支援する方法が事業・ビジネスとして成功している方が、安定して支援を続けることができます。
そして、24時間テレビの仕組みは、、、
・出演者は出演料がもらえる
・豪華な出演者が出てくれる大きなイベントを主催できる日本テレビもスポンサーから大きな収入がある
・収入があるからこそ、日本テレビの優秀な社員や優秀な外部の人たちを思いっきり投入できる
その結果、大きなイベントになり募金額も増えるし、うまくいかなくなるまで続けることができます。実際、この24時間テレビは1978年から40年も続いています。募金総額も370億円以上です(※公益社団法人24時間テレビチャリティー委員会HPより)。
もちろん、出演した人がギャラを寄付したり、あえてノーギャラで出演するというのは、とてもいいと思います。募金額は減少傾向なので、番組自体は少しマンネリ化しているんじゃないかなーという気はします。10年以上、マラソンやっていますしね。
なので、これがベストな形かどうかは僕にはわかりません。ですが、、、
24時間テレビの仕組みは、関係者全員が潤って、社会的意義もあるので、とてもいいんじゃないかなと思うのですが、、、
あなたはどう思いますか?
ー山田光彦
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