悪魔の契約
From:山田光彦
「人は苦悩を受け入れた代わりに進化を手に入れた」
これは昔、何かの学術書を読んだときに見つけた言葉。どこかのエライ学者さんが書いた本。賞をもらっているような本だったのですが、タイトルは忘れてしまいました。でも、、、
結構、精神的にきつかった時、この言葉は僕の気持ちを少し楽にしてくれたのを覚えています。
というのも、、、
悪魔の契約?
ちょっと記憶があやふやなところがあるのですが、、、
ほとんどの動物は苦悩することはありません。
きっとあなたも飼い犬やネコを見て、、、
「あいつら幸せそうだな。気楽でいいな」
と思ったことが一度はあるでしょう。特に気持ちが落ち込んでいる時なんかは特に。
お腹が空いたら食べ物を食べ、うっとうしいことがあればその場から離れ、眠たくなったら寝る。勉強もしなくていいし仕事なんてもちろんしなくていい、、、みたいな感じです。3年後、5年後先のことを考えて、気持ちが憂鬱になる、なんてことはおそらくないでしょう。
人間以外の動物は考えて行動するというよりも、起きたことに対して反射的に行動するということが多いですよね。だから、気楽に見えます。
一方、人間は目の前に起きていないことにも苦痛を感じますし、やりたくないことをやるなんてよくあることですよね。
このままじゃ将来ヤバイと漠然と不安を感じる。この仕事はやりたくないけどお金のためにやるとか、将来役立つからやるなんてこともよくありますよね。ですが、こういう状況に陥った人は、激しい苦痛を感じたり、悩みを抱えてしまいます。人によってはうつ病になってしまうこともありますよね。ですが、、、
苦悩の意味
この苦悩を受け入れたことで、人間が進化してきた。というのが、冒頭で紹介した本で書かれていたこと。
苦悩をするのは、今の状態に不満があるということ。なので、現状を良くするために行動するモチベーションが高まる、と。逆に、苦悩がない状態、いわゆる”悟り”とか言われる状態は精神的には安定しています。ですが、、、現状に満足しているので、行動するモチベーションは低く、成長できない、と。
そして、人間はこの苦悩という精神的にキツイことを受け入れたことで、種族として進化する力が高まり、他の種族との競争で優位に立ったというわけです。
そして、苦悩を感じているときが一番成長につながるというのは、僕の経験上も納得できるものでした。たとえば、、、
20代のキツかった時の話
僕が個人事業をやりはじめた20代のとき。最初の1年は全然売上が足りなくて、毎日働いているのに、収入はほとんどゼロみたいな感じでした。売上でなんとか家賃や経費をまかなっている状態。そのときは精神的にかなりキツかったのを覚えています。会社に就職して働いているまわりの人たちは普通に給料もらって仕事をしていました。当時の僕の目から見ると、その人たちとても気楽そうに見えんです。
本当に気楽かどうかはわからないですが、少なくとも働いているのにお金が入ってこないということはなかったので。。。
「このままいったら結婚なんてとてもできないな」
と寝る前に天井を見ながらを一人でボーと考えたりしていました。
出口の真っ暗なトンネルをずっと歩いている。そんな気分でした。いつまでこのトンネルは続くんだろう。本当に出口はあるのかな。そんなこと何度も何度も考えていました。ですが、そんな暗い気分を”なんとかしたい”という気持ちでマーケティングやセールスライティングの本や講座をどんどん買って、読み漁っていました。そして、、、
変わるときは一瞬。
セールスライティングの技術を使って作った1つの広告がヒット。そのおかげで売上がどーんと上がり、トンネルから抜け、一気に視界が広がりました。
それに、自分1人の力で売上を上げたことでなんとなく一人前の社会人なった、そんな自信もつきました。そして、前の自分には見えない景色が見えるようにもなったんです。売上をセミナーなどにどんどん投資して、楽しみながら吸収した知識を売上に変える、そんな経験をすることは前の自分にはできませんでした。
精神的にキツいから、動き回るしかない
売上に困って精神的にキツかった時。
その前までの僕なら絶対やらないようなことをやりまくっていました。集客の本を買ってすごいと思った人の数万、十数万もするDVD講座を買ったり。今では当たり前のようにガンガン買っていますが、その当時は会ったこともないような人の講座に十万以上もつぎ込むなんてはじめての経験でした。
他にも、お金もないのに、遠いところにまでセミナーを受けに行ったり、好きでもない異業種交流会みたいなのに行ってみたり、いろいろやりました。
でも、精神的にキツイ状態をなんとかしようとしていたからこそ、これだけの行動力が発揮できたんだと思いますし、これがなかったら間違いなく、売上に困っている状況から抜け出すことはできなかったでしょう。
満足vs進化・成長
よく成長するためにはコンフォートゾーンを抜け出せ、みたいな話があります。
自分よりも大きな成果を出している人たちばかりの環境に身を置くといった方法ですね。これは無理やり不快な環境に身を置くことで行動力を上げることができる、という風にいうこともできます。
こんな風に自分が満足してしまったら、強制的に不快な気持ちになることで進化・成長を促す方法もありますが、、、
現状に満足するか?
進化・成長をするために苦悩を受け入れるか?
選ぶのは自分次第。
だとしたら、、、あなたはどちらを選びますか?
-山田光彦
<お知らせ>
あなたの真の強みを発見し、ビジネスを急速に成長させる”6つの秘密”とは
↓
詳しくはこちら