合コンに行った話


From:山田光彦

合コンに行ったとき、めちゃ驚いたことがあったんです。

少し前の話なのですが、、、

僕は当時、司法書士事務所を自分でやっていて、誰も雇っていなかったので、ほぼ出会いがない状態。仕事の取引先や依頼者の人とデートにというわけにもいきませんw

なので、ちょこちょこ合コンに行っていたんです。

そして、その日は4対4の合コンに呼ばれて参加。

コンパがはじまって、まあなんとなく雑談をした後、ベタに「好きな芸能人は?」みたいな話の流れになったです。

そのとき、そのコンパで初めて会った、ある男の人がこう言ったんです。
(この男の人のことをAさんということにしますね)

*「Aさんの好きな芸能人は誰ですか?」

A「マナちゃんが好きですね」
僕「マナちゃんて、あのマナカナちゃんのマナちゃんですか?」
A「そうです。そうです」

僕「へぇー。じゃあ、カナちゃんはどうなんですか?」
A「あー。。。カナちゃんは全然ですねー」

※知っていると思うのですが、マナちゃんというのは、昔、朝ドラとかに出ていたマナカナちゃんのひとり。双子の女の子のうちの一人です。

で、僕は少し興味が出てきたので、もう少し質問してみたんです。

僕「へぇー!そうんなんですね。なんで、カナちゃんはダメで、マナちゃんは好きなんですか?」

A「そりゃ、顔ですよ」
みんな「!!!」

僕「えっ!w」「顔はほとんど一緒でしょ!!双子ですし」
A「全然違う!まず、一番違うのは・・・」

とマナちゃん好きの男の人は、マナちゃんとカナちゃんの顔の違いを延々と説明してくれました。ですが、、、そこまで大きな違いはわからず、、、

でも、そのAさんにとっては2人はやっぱり全然違うようで。他のみんなが「顔は一緒やろ!違うのは性格とかじゃなくて?」とどれだけ言っても、聞く耳を持ってもらうことはできませんでしたw

このAさんはマナカナちゃんが好きなので、マナカナちゃんのことについてはめちゃくちゃ詳しいんでしょう。めちゃくちゃ詳しくなれば、そりゃ2人の違いもわかってきます。

でも、残念なことに、その違いはまわりの人には伝わりませんでした。

そして、これが商品を売る状況で起きてしまっているなら、致命的。しかも、結構、この間違いはよく起きています。というのも、、、


商品を売るとき、
やりがちな間違い


売り手は商品についてプロですから、めちゃくちゃ商品のことに詳しい。しかも、商品だけじゃなくて、競合の商品についても詳しい。なので、自分の商品と競合の商品のちょっとした違いもしっかりわかります。

たとえば、、、

あなたがプロの整体師なら、2人の整体師がいて、施術をしているところ見たら、どちらの整体師の腕があるか、わかるでしょう。

バリスタならどっちがいいコーヒーかわかるでしょうし、ソムリエならワインですね。

僕もセールスレターが何枚かあっても、どっちのセールスレターが売れそうか、とか、大体わかります。自分の専門のジャンルなら、より明確になります。どっちのセールスライターの腕があるのか?とかもだいたい予想できます。

でも、それは特定の専門分野に時間を投資して、トレーニングもしているからこそ。お客さんにとってはわからないのが普通です。逆にわかるなら、専門家としての存在価値が危ぶまれますw

そして、商品内容が難しいものであればあるほど、いくら説明してもお客さんにはわからない。お客さん自身もわかりたくもない、ということが珍しくありません。体が悪くて整体に行くけど、整体について詳しくなりたいわけじゃない、というのは普通のことですよね。

じゃあ、お客さんは商品がいいものかどうか、どうやって判断するのかというと・・・


お客さんがいい商品か、
粗悪品かを判断するポイント


お客さんは商品の質を判断する時。いろんなパターンがあると思いますが、そのひとつが、、、

「商品ではなく、人を見る」

というパターン。

というのも、人は人を見るのが得意です。

たとえば、、、

公園を歩いている黒いアリAと黒いアリBを見分けることができますか?

まあ、普通無理ですよね。

アリを見分けるようとしても、黒いアリ、羽のあるアリ、ニュースでやっている外国から来た毒を持っている危険なアリぐらいしか僕にはわかりません。

でも、人なら話は別です。日本人と外国人を見分けることはもちろん、AさんとBさんを見分けることですら簡単。さらに、怒っていそうとか、楽しそうとか、そういう細かいことですら、見分けることができます。

言いたいのは、人は人を見たり・見分けるのがめちゃくちゃ得意だということです。

なので、商品自体のことがよくわからないときは、お客さんは、その商品を売っている「人」や買っている「人」の感想からその商品の質の高さを推測するということをよくやります。もっと具体的にいうと、、、

「あの人信頼できる。だからあの人の売っている商品は良さそう」
「アイツ怪しい。あんなヤツの売っている商品ヤバイに決まってる」

とか、、、

「あの商品を使っているAさんが”めちゃくちゃいい!”って言っていたよ」
「あの商品を”最悪だ”とBさんが言ってたよ」

そんな人の情報から商品の良し悪しを判断するということがよくあります。もちろん、これは合理的な判断ではありません。一種の心理トリガーです。もしかしたら、名前があるかもしれませんが、知りません。名前をつけるとしたら、信頼の移転みたいな話でしょう。

実際、購入の決め手になったことに、セールスマンの信頼というのが上位にランクインされるのはよくあること。僕も商品を良さそうだなと思っていたのに、営業の人に会って死ぬほどがっかりして買う気を失くした経験は一度や二度じゃありません。

お客さんの立場からすれば、商品が難しくなればなるほど、お客さんとしては商品自体から商品の良さを判断することができなくなるので、商品とは別の判断基準に頼るしかありません。

なので、あなたの商品が質の良いものなら、、、

お客さんがどんな判断基準で商品の質を判断しているか?

一度、探ってみてください。

少なくとも、商品を売っているあなたのことは大きな判断基準になっているでしょう。なので、商品のことだけではなく、あなた自身のこともうまく売り込む方法をいろいろ試してみてください。

商品の質が高いのに、もし、ここでミスってしまうと、あなたはもちろん、お客さんにとっても損失ですから。


ー山田光彦


PS.
もしかしたら、冒頭の合コンでの話。Aさんが好きなのは、まなちゃんではなく、かなちゃんだったかもしれませんが、ご了承くださいw
話を聞いても違いがわからなかったので、どっちがどっちか忘れてしまいました。。。


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