偉大なアイデアを生む行動原理
From:山田光彦
アイデア、創造性、クリエイティブ。
こういう言葉を聞くと、一部の才能を持っている天才のこと。僕はそう思っていました。ですが、最近では多少研究進んできていて、少しずつわかるようになってきていることもあるようなのです。
たとえば、創造性・天才たちを研究してきた、カリフォルニア大学の心理学者サイモントン教授によれば、偉大なアイデアを生む人は、たくさんのアイデアを生み出しているということがわかっています。この結論自体は、結構有名で、実際、偉大な人たちがどれだけのアイデアを生み出してきたのかというと、、、
・ピカソの生涯作品の制作数:14万7,800作品
(1万4780じゃなくて、14万ってヤバイですよね)
・モーツアルトの生涯作曲数は600曲
(35歳で亡くなっているのに…)
・ベートーベンの生涯作曲数は650曲
・バッハは1000曲
・アインシュタイン:248の出版物
・エジソンの特許数:1000以上
などなど、、、
かなり大量のアイデアを生み出していることがわかります。そして、僕が最近見つけて、面白いなと思ったこと。それは、、、
偉大なアイデアが生まれるタイミング
このサイモントン教授が科学者の論文を題材に調査を行っておられるのですが、、、その1つが画期的な論文が生まれるタイミングについてです。
もちろん、完全にこういうタイミングに生まれるということは決まっていないようなのですが、画期的な論文がよく生まれるタイミングは「その科学者がもっとも多くの論文を書いているとき」とのこと。つまり、大量にアウトプットしているときに、もっとも画期的なアイデアが生まれやすい、ということなんです。
偉大なアイデアを生む行動原理
ダン・ケネディが「成功は大量行動から生まれる」と言ってますが、この研究によると、偉大なアイデアも大量行動から生まれるということになります。
実際、大量行動を実践すると成功することもたくさん出てきますが、同時に失敗の山も築くことになります。ですが、実はアイデアでもこれは同じ。画期的な論文が生まれやすい時期は、一番ダメな論文が生まれやすい時期でもある、ということもわかっています。(めちゃくちゃ似てますよね。不思議)
アイデアでも、行動でも失敗するのは気持ちいいものじゃありません。でも、いいアイデアを生み出すためにも、いい仕事をして成果を出すためにも、大量行動と大量の失敗を避けて通ることができないなら、、、
どんな仕事なら、大量の失敗をしてでも、やり続けたいと思いますか?
あなたがセールスライターなら、いいセールスレターを書くために、どれぐらいのペースでセールスレターを書き続けますか?
ー山田光彦
PS.
最後の文章は完全に自分に向けて書いていますw