習慣 2018/03/13

命は軽い?


From:山田光彦
(今日の話は、ちょっと残酷なので、不快な気持ちになるかもしれないので、自己責任でお願いします)

「命って、そんなに重いもんじゃない」

これは、サバイバル登山家の服部さんの言葉。
この言葉を聞いて、僕は悲しい気持ちになったのですが、、、

「確かに…」と納得もしてしまったんです。

ちなみに、サバイバル登山というのは、食料を現地調達したりする登山のスタイル。なので、実際に山に入って、その場で動物を狩り、食料にすることになるわけです。そういう生活を実際に送っている方の言葉だからこそ説得力があるというのもあります。

もちろん、命は個人、個人にとっては一番大切なものです。それは間違いありません。ですが、映像で、鹿を狩り、それを食べるためにどんどん処理をしていったシーンを見ていて、実感したんです。(服部さんも命を粗末にしてもいい、と言っておられるわけではありませんので、あしからず)

血を抜き、皮を剥ぎ、内臓を取り出す・・・

そうやって処理を進めて行く映像を見ていて、最初は鹿だと思っていたものが、肉に変わった瞬間があったんです。動物の鹿から、スーパーなどで売っている食べ物の肉に変わる瞬間。その時に実感したこと。それは、この作業は生き物を殺して、自分の食べ物にする作業なんだな、ということです。そして、もし、食べ物の肉よりも、鹿の命の方が大切なら、わざわざ手間をかけて価値を下げるようなことはしないだろう、と感じたんです。

自然界では、毎日のように大量の命が奪われています。まさに日常茶飯事。でも、もし命が大切なものなら、そんなことにはならないはずです。命を奪おうとすると、逆襲を受けて命を落とすリスクもあるし、労力もかかる。そんなことをしてまでも、他の命を食べ物にするのは、他の命よりも食べ物の方が価値が高いからなんだな、と。

服部さんのいろいろなコメントと、鹿を食べるシーンを見て、こんなことを感じました。


「命は重い」は社会が決めた素晴らしいルール


自然界では、命は軽く扱われています。ですが、人間の社会では違います。

つまり「命が重い」というのは、自然界のルールではなく、人間社会の中で作られたルール。社会のルールというと、法律とかそういうものもありますが、実際はそんなことよりも、みんながそう思っているから、それがルールになっているという感じでしょう。これは、共同幻想なんて言われたりすることもあります。

1万円札にみんなが1万円の価値があると思っているから、1万円札を渡せば食べ物や機械などと交換してくれます。誰も1万円札なんかに価値がないと思ったとたんに、1万円札を渡しても何かに交換してくれるなんてことはなくなって無価値になる。要は、みんなが信じている間は現実だけど、信じなくなったらその現実はなくなる。これが共同幻想です。

こういうことがあるから、今、動物の命を食べているといったことを隠そう隠そうという風潮があるのかなー、なんて思ったりもしたのですが、どうなんでしょうね。戦争とかも、自国の利益の方が人の命よりも大切だと思っている人がいるから、起きるのかもしれないな、と。まあ、そこまで単純な話ではないと思いますが。

そして、こういった素晴らしい社会ルールが基盤になっている原因は、おそらく教育。親や学校の教育です。教育が国の基盤を作る、という話がありますが、これは本当だな、と。子供が戦争に参加しているところもありますから。それに、外国に行ったらわかると思いますが、日本人は本当に親切でいい人が多いと思います。これは日本のいいの教育の賜物なんじゃないか、と。

とはいえ、実際にはお肉を食べるということは、動物を殺しているということなので、こういう現実から目を背けるのはよくないでしょう。特にビジネスでこういう問題から目を背けるとロクなことにはなりません。


「危機や破局は一夜にして生ずるものではない。それは問題が長い間隠蔽され、症状が悪化するままに放置されてきた結果である」
By ハロルド・ジェニーン
(アメリカで企業史上空前の記録14年半期連続増益を達成した人)


ビジネスは普通、問題解決の連続です。わかりやすい例だけでも、、、

・もっと商品を売りたいけど、なかなか売れない・・・
・いい人を採用したいけど、いい人が見つからない・・・
・AさんとBさん、二人とも優秀だけど仲が悪い・・・
などなど、、、

でも、これらの問題を放置しておくと、ほとんどのケースで、徐々に問題が悪化していくことになります。ですが、これを解決することができれば、あなたのビジネスを大きく伸ばすことができます。つまり、問題は成長のタネでもあるわけです。

あなたのビジネスが抱える問題はなんでしょう?
今は問題がわからなかったとしても、何を調べたら問題がわかるでしょう?
(誰に聞くと問題がわかるでしょう?)
その問題を解決するにはどうすればいいでしょう?

僕も経験がありますが、問題を放置すると、問題が悪化して、解決するのがどんどん難しくなってきます。なので、積極的に問題を探して、どんどん解決することでビジネスを伸ばしてください。

ー山田光彦


PS.
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