習慣 2018/12/15

勉強をしている。行動力がある。でも、成果が出ない人に足りないもの




From:北岡秀紀

行動力もそれなりにある。そして、売上アップの手法も知っている。けれど、なかなか成果が出ない。そんなとき、他にもっといい方法があるはずだと、さらに勉強する。

そして、完璧にとまでは言えなくても、それなりに実行する。でも、やっぱり成果が出ずに、また勉強…そんなループにハマっている人、かなり多いです。

これ何でだと思います?

結論から言うと「考える」ということが不足しているからです。

売上アップ、マーケティングの打ち手というのは実はそんなにたくさんあるわけではありません。この「ザ・レスポンス」で学び、教材やセミナーをひとつふたつ学んでいれば、相当な数を知っているはずです。世の中の社長の8割以上の人よりも「知識」はあります。

でも、マーケティングの打ち手を実施する際、自分のビジネスに置き換える、反応が出るコンセプトにする、など「考える」という作業が必ず乗っかります。勉強していて、実行もしているのに成果が出ない人というのは、この考えるが考えるになっていない可能性が大です。

それは考えているのではなく…

本人は考えているつもりです。でも、単に過去に学んだことを「思い出している」だけの人が大半です。思い出しているだけだと、他社のマネ、もしくはそのちょっとしたアレンジに過ぎないですから、反応が出ないわけです。

本来、その手法の背景だったり、キモだったりを理解し、自分のビジネスに使えるように考える必要があるわけですが…タチが悪いことに、本人は思い出していることに気づきません。考えているつもりなのです。

コンサルタントなど第三者がその事実を指摘してあげれば、そのことに気づくことはできるかもしれません。しかし、独習で実行している人の場合、考えているつもり、思い出しているだけ、を続けています。

もしあなたが勉強していて、実行もしているはずなのに思ったような成果が出ないなら…自分は思い出しているだけなんじゃないか?とちょっと考えてみてください。

追伸

「事例」という言葉に引かれる。自分の業界の事例がないか探してしまう。

もしそうであれば、この病気にかかっている可能性が大です。


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