マネジメント 2016/12/28

あなたの脳は、動いていますか?

FROM:ケン・シェルトン
(リーダーシップに関する出版を主な事業と30年以上して行う、エグゼクティブ・エクセレンス社の創業者 兼 編集長)

[Personal Excellence より]
著者:チャールズ・ワトソン


想像してみてほしい。
あなたの脳の活動がストップしてしまったら、どうなるだろう。

きっと、人生最大の悲劇になるのではないか?肉体的には生きている状態であっても、あなたの精神はなくなってしまったことになるのではないか?しかし実は、あなたも知らないうちに、この悲劇を経験している…。こう言ったら驚くだろうか?

あなたの頑固さ。
あなたの視野の狭さ。
あなたの限定された行動範囲。

それらが全て習慣になり、快適さの中に毎日を過ごしてしまう。これは、一種の「脳死」とも言えるのではないか。(もちろん、医学的な意味とは異なるが。)

あなたは未体験のこと、今までやったことのないことを無意識に避けていないだろうか?もしそうなら、気をつけたほうがいい。あなたが気づかない間に、あなたの脳は死に向かっている。そして、その死はあなたが思うよりも早くやってくる。

あなたは、やり慣れた習慣以外のことは許容できなくなる。習慣以外のことは、面倒に感じてしまうようになる。毎日ルーティンだけをこなし、頭を使う仕事は先延ばしにする。

「そのうちなんとかなるさ」と時間が解決してくれることを望み、新たな挑戦を拒み、好機に気づかず、逃してしまう。あなたは「世の中のことなんて、分かっているさ」と傲慢になり、その傲慢さが脳の活動を停止させる。あとは、あなたは「脳死」を待つばかり…。

あなたにも、こんな悲劇に直面する可能性があることを知ってほしい。金属はいつか錆びる。最高の金属でも、いつかは必ず錆びる。それと同じなのである。あなたがまだ若かったとしても、関係ない。どの世代の人でも、脳を動かすことは必須なのである。

一般的に、75歳の人は、20代の若者よりも、体力や肉体の面で劣っているはずである。老化により、速く走ることもできない。しかし、脳は必ずしも年齢に比例して老化するわけではない。

もしあなたが80歳になった時でも、30歳の時のようにバリバリに元気な活性化された脳をキープすることはできるのだ。これは希望が持てるニュースだと思う。

では、脳を活性化するにはどうしたら良いか。それは「自己再生」である。あなたの知的部分を刺激し、再生する計画を立てて欲しい。そして、それを実行するのだ。


例えば、今までしたことのないことをしてみる。新しい趣味を始めてみる。旅行、新しい友人、継続学習、、、実に様々な方法がある。

今までしたことのない経験をしたり、学びを続けることで、あなたは脳の老化を防ぐことができるのである。そうすれば、あなたの満足感は大幅にアップし、充足感に満ちた人生を送ることができるだろう。

さぁ、今こそ行動を起こす時だ。

もしあなたが結婚しているなら、パートナーと一緒に自己再生してみよう。2人でやるほうが、1人でやるよりも楽しい。寝る前に30分本を読むのはどうだろう。セミナーに出たり、ライブに行くのもいいかもしれない。友人と夕食を楽しんだり、今までとは違うジャンルの音楽を聴いてみたり、引越しするのもいいかもしれない。

新しい場所を訪れ、そこに住む人々と交流しよう。新しいことに挑戦しようではないか。もし失敗しても、全く問題ない。あなたが自信や自尊心を失う必要は全くないから、安心していい。

あなたが常に活動的であらんことを。

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