人生と目標とのバランス
From:リー・ミルティア
企業家や経営者や専門家は、たいてい、他人や外の世界の世話を焼くのに多くの時間を費やして、自分をほったらかしにしています。
今日はぜひ、「自分をほったらかしにしないこと」を目標の1つに設定してください。
1日は1,440分しかありません。成功するには、生活のペースを落として、自分の人生と正直に向き合い、
「自分にとって本当に大切なことは何だろう?」と自分に問いかけることが必要です。
ここでちょっと残念なお知らせがあります。企業家の多くは、個人的な危機に直面して初めて、人生で大切なことに気づかされます。
家族の死や/破産や/洪水や火事や命に関わる病気などに会って初めて、人生で本当に大切なものは何か、ということに気づくのです。
これは辛い方法です。こういった方法で、この教訓を学ばなければならないのは、とても辛いことです。ですから、そんなことにならないように、今すぐ、注意を払ってください。
こういった事態を避ける方法の1つは、人生と目標とのバランスを取ることです。
耳慣れない言葉かもしれませんが、人生は仕事ではないのです。
不幸なことに、私のクライアントで、成功した企業家の多くが、自分の健康や楽しみや、家族や人との付き合いをないがしろにしているのを見てきました。
私たち企業家は、自分の仕事や会社をすべてにおいて優先しがちです。
夢も大事ですが、お金や成功だけに執着するのは、長い目で見れば、健全な選択とは言えません。
もっと良い選択をすべきです。ブレずに道を歩むには、「ハイ・クオリティな人生には、人間関係が最も重要な要因である」ということをしっかり頭に入れて、目標を書き出さなければなりません。
人間関係に注意を払う必要があるのです。仕事でいくらハイテク機器を使っていても、機械を動かすのは人間ですし、
そもそも人として、私たちには「どこかに帰属していたい」という欲求があります。
大きなコミュニティや、価値観が一緒でサポートしてくれるような人達のグループに所属する必要があるのです。
そして、もう1つ心していただきたいのは、親しい人達にも限界がある、ということです。
私たちは仕事に集中すると、親しい人達のことをしばしばないがしろにしてしまいますが、結局そのせいで関係にひびが入り、痛い目にあいます。
ですから、親しい人達が、当然そばにいてくれるものだと思わないでください。
強い絆で結ばれているからこそ、その人達は私たちの人生を豊かにし、安心感を与えてくれるのです。
絆が弱ければ、気づかないうちに、私たちからエネルギーを吸い取って、消耗させてしまいます。
-リー・ミルティア