新年の目標、覚えてますか？

From:リーミルティア

今頃は皆さんが立てた新年の誓いはすでに破られていると思います。私は長年コーチングで大勢の人達にインタビューをしてきましたが、新年の誓いを守れる人はかなりまれです！企業家や専門家や経営者である私達は、目標設定をより真剣に考えなければなりません。

アール・ナイチンゲールは「目標を持った人が成功するのは目的地を知っているからだ」と言いました。自分自身のために目標を立てる目的は、そこに注意を集中するためです。私達のコンピュータである脳は、明確な目標を与えられて始めて目標達成に向けて起動します。

目標を設定すると魔法がかかります。このように考えてみてください。明確な目標設定をすると、人生のスイッチが入って電流が流れ始め、達成力が真の願望を実現します。

日々私達は5種類のエネルギーを使っています。精神的、肉体的、感情的、霊的、金銭的エネルギーです。1日は1,440分、1年は365日です。自分のライフエネルギーをどのように使いたいかを今すぐ正確に決めないと、ほかの人やいろいろな物事や出来事などに人生を乗っ取られてしまいます。

そこで皆さんに質問です。「ビジネスを動かしているのは自分ですか？それともビジネスに動かされていますか？」自分で人生の舵取りをしていますか？それとも成り行きまかせの人生ですか？

それは自分が人生の主役になるか、それとも受け身でいるか、選択の問題です。現実をしっかり見つめなければなりません。意識してライフエネルギーを使わないと、ライフエネルギーは非生産的で何のメリットにもならないような方法で使われてしまいます。

私達ビジネスパーソンは時間の経済に従ってはいけません。“結果”の経済に従うべきです。ライフエネルギーを使って得た結果に責任を持てる人になるために、目を覚まさなくてはいけません。どのようにエネルギーを使ったら願望達成できるかを明確にすべきです。夢や願望や大志を実現するためには慎重にならなければなりません。

大勢の人が目標設定をしますが、人生で大きな変化を起こし成功を手にするのはほんの一握りの人達です。目標をプリントアウトして将来の参考のために保管しておいてください。

重要なのは、考え方を進化させながら、目標達成に効果的なステップを付け加えていくことです。ミリオネアになるためには、ミリオネアのように“考え、感じ、行動”しなければなりません。

なりたい人になるためには目標を設定しなければなりません。好奇心を持ってオープンマインドで、人生やキャリアの新しい場所に進んで飛び込んでいかなければなりません。

こういった考え方を自分のスタイルや性格に合うように作り変えてください。こういったコンセプトが皆さんのお役に立つことが、この秘訣の目的です。楽しんでください！

測定可能な目標を立てる

目標達成を容易にするには、明確な計画を立てなければなりません。自分の願望が何かがはっきりしていないと、たいていの場合脇道に逸れて、日々の忙しさに埋没してしまったり、他人の計画を実現させたりといった結果になってしまいます。

進捗度合いを測定できるような目標を立てなければなりません。進捗度合いの目安を設定しなければ、どうやって進捗状況が分かるでしょうか？達成したいレベルを既に達成したことすら分からないでしょう。

たとえば、月収や年収をいくら稼ぎたいですか？年末までにどのくらい利益を上げたいですか？

目標達成の時間枠を設定する

W. J. レディンは「計画のない目標は夢に過ぎない」と言いました。経営者である皆さんは、会社員と同じような「時間の経済」に従って生きていません。企業家は“結果”の経済に従って生きています。

なので、目標も結果重視でなければなりません。目標設定の真の目的は、自分の願望が何かを正確に特定することです。目標を設定したら、コンピュータ（脳）に達成までの時間枠を与える必要があります。

この時間枠（期限）を設けることで、緊急性や目的意識が増します。そのため、今自分がどこの段階にいるかの進捗意識が高まり、だらだらと先延ばしするのを防ぎます。時間枠があると、早く結果を見たいというモチベーションも上がります。

私は個人的には視覚的なリマインダーを作るのが好きです。そうすれば、毎月の進捗状況を正確に見ることができるからです。私達は進捗状況を測るベンチマークを作らなければなりません。

進捗状況を説明できるシステムを作ってください。そうすれば目標に向かってブレずに進むことができます。私は視覚人間なので、オフィスの壁に表を貼って進捗状況を記入しています。

とりたてて素晴らしい表を作っているわけではありませんが、目標にむけての計画のどのあたりにいるかの動向が分かるような表を作っています。私は週に1回表に記入して、自分が目標達成のプロセスのどの位置にいるかを確認しています。

毎日オフィスの自分の部屋に入ると進捗表が見えるので、モチベーションが上がって、エネルギーや注意や努力を自分の願望に集中することができます。

成功までの進捗状況を確認するために、皆さんの性格にあった方法を見つけてください。

ステップと方向性で目標を定義する

目標を立てただけでは目標は達成できません。1歩ずつ小さなステップを踏んでいくことで目標を達成できます。現実的で結果が出るように吟味されたステップの積み重ねが目標達成につながります。

大半の人は目標設定をしても、ステップを考えないで闇雲に行動し始めます。目標設定をする際には、ほかの人とブレインストーミングをしながら、重要なステップは何か、またそれらをどういった順序で行えばいいかを時間をかけてじっくり考えてください。

目標達成を成功させる1番良い方法は、マスターマインドグループのメンバーになることです。そうすれば、目標達成の進捗状況をマスターマインドグループに報告したり、問題解決のサポートが得られたりします。

皆さんの味方になってくれて、皆さんの成功を心底願う人達とブレインストーミングしてください。ウッドロウ・ウィルソンはこう言いました。「私は自分の頭脳だけでなく、人から借りられるだけの頭脳を借りて使うことができる」

管理可能な目標を選択する

目標は自分で管理でき、実際に行動を起こせるものでなければなりません。時間をかけて目標を特定する時に、実現可能なことに焦点を当てて考えてください。

実現不可能な夢に注意を向けてはいけません。ロックスターを夢見ても、実際にそれを実現するために必要なことをしたくないというのが現実でしょう。実現可能なアイデアや行動に焦点を合わせてください。

豊かに考えてください！

リー・ミルティア