戦略 2018/08/29

使いやすいホームページがいい?


From:中谷佳正

最近、僕が主宰している塾の塾生がどうも人気者になり過ぎてるようで、僕からの案件を受けてもらえないということが多々あります(笑)ですので、ホームページ制作をお願いするパートナーとして新しいクリエイターさんに何名かお願いすることになったのですが。予想はしていたことですが、案の定、指示以外の余計なお世話をたくさんして頂けるおかげで、その都度手直しをすることに。。。なぜ?依頼していない作業をするのかと、その理由を伺うと・・・


ユーザビリティの追求という罠


もちろん、クリエイターさんはこちらの事を考えてやってくれているのは分かってるんですが、その思いやりは悪い方向に働いてる。。。
なぜ僕たちが指示した通りに動いてもらえないのか?というのを伺ってみると、クリエイターさん側の言い分は自分がデザインしたものの方が「見やすい」とか「使いやすい」というものばかり。顧客が見やすいかどうかとか、使いやすいかどうかというポイントを追求してるんですね。それを一般的にはユーザビリティと言うのですが、マーケティングにおいてはユーザビリティが高いからと言って、良いホームページと言えるわけではない。


ユーザビリティが高いと売上は下がる?


使いやすいという点で考えた時に、長い文章を読み飛ばせる機能があるというのは、間違いなくユーザーにとってはメリットになります。僕たちがここで学んでいるようなセールスコピーライティングの技術を使って、あれやこれやと工夫をしながら、お客さんが納得してくれるのに十分な量のテキストを書いても、ボタン1つで読み飛ばせてしまうのだとしたら、お客さんにとってはページを送る手間が省けるので十分なメリットになります(笑)でも、ご存知の通りですが、セールスコピーは上から順番に読んでもらうからこそ効果があるわけで、本当はあまり読み飛ばして欲しくはない。せめて全文を読んでもらうことができなかったとしても、中見出し的なサブヘッドラインぐらいは目に止めてもらいたい。。。それなのに、一気に読み飛ばせるボタンを使いやすいからという理由でつけられた日には、セールスライティングの意味がなくなる。あんなに一生懸命セールスコピーを書いたのに、ボタン1つで無視されてしまったらと考えると、切ないですね(笑)で、コピーを読み飛ばされた結果、お客さんの感情はまったく動くことのないまま、ページを離脱します。そして、売上がまったく上がらないという悲劇・・・。


ユーザビリティが高いと売上が上がる!


でも、実は逆のパターンもあります。つまり、ユーザビリティを追求することによって売上が上がるパターンもある。。。
例えば分かりやすいもので言うと、お申込みフォームとかお申込みフォームのボタンとかですね。あなたも経験があると思うんですが、お申込みフォームというのは入力するのがとても面倒くさい。せっかく買う気になっているのに、フォームに入力するのが面倒だからといって、ページを離脱することも1回や2回じゃないはず。。。だから、それこそフォームを使いやすいように工夫をすることで、ページからの離脱を防ぐことができるようになります。あと、フォームのボタンも、押しやすい位置に持ってくるとか、気軽に押せるように注釈をつけておくとか、気持ちよく押せる色にするとか、そういう意味でユーザビリティを追求することはできます。こういう場合は、お客さんにとって見やすくすることや使いやすくすることが売上を上げることに繋がるわけですね。。。


成果の上がるホームページが良い


あくまでもお客さんのためになる商品を取り扱っているという前提の話ですが、僕たちにとって良いページというのは成果が上がるもの。売れるものであることですね。うちの塾生が言ってましたが、「成果の上がらないホームページなんて、ただのゴミです・・・」というのは、少し言い過ぎかもしれませんが気持ちは分かります(笑)ボタンを押してもジュースが一切出てこない自動販売機みたいなものです。一切売上を上げてくれない自動販売機なんて、電気を食う鉄の箱な上に、場所を取ってる訳ですからね。サーバー代とかドメイン代とか更新費用とかもかかる訳ですから、成果が上がらなかったら、結構きついですね。


もっと大事なのは成果を出すこと


これはクリエイターの人には特に理解しておいてもらいたいことだと思ってるのですが、僕たちが大事にしないといけないのはユーザビリティよりも成果を上げることです。僕たちが取り扱っている商品は、お客さんにとっても有益なものだという前提なので、申し込んでもらうとか買ってもらうことが何よりってことです。。。もう少し分かりやすく言うと、成果を上げるための手段がユーザビリティの追求であって、ユーザビリティを上げることが目的ではないということです。どんなにユーザビリティが高くても成果が上がらなければ、意味はない訳です。

だから、時にはユーザーにとって使いにくいことが最適解であったりもしますし、当然ですけどユーザーにとって使いやすいことが最適解なこともあるというのをクリエイターだけでなく経営者の人たちにも理解してもらいたいですね。

-中谷佳正


P.S.
デザインというのは目的を達成する為に最適化することだと思います。なので、成果を上げるという目的がある以上は、「使いにくくデザインする」ということだという事もありえます。例えばスマホアプリとか人気のゲームは、そういう設計になってたりもするので研究すると良いかも(笑)

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