ほとんどのビジネスが失敗する理由
つい先日、インターネットマーケティングのカンファレンス(大型のセミナー)に参加してきました。
昔ながらの友人やクライアントと会ったり、新しい友人を作ったりするのはすばらしいことです。
しかし、私はインターネットマーケティングのイベントに行くと、いつも驚かされます。
なぜなら、参加者の大半は、間違った方法で、彼らのビジネスをスタートさせているからです。
ビジネス構築に関する基礎的な知識の不足は、非常に大きな苦難や時間の浪費の原因になります。それは、とても悲しいことです。
インターネットビジネスを始めようとする大半の人たちが、たくさんの教材を買い、一生懸命働いても、彼らの夢を達成できないのには、そこに理由があります。この問題を解決したいと思っています。
なぜなら、過去の経験から、私のユニークな視点は、あなたのビジネスに劇的な違いをもたらすことができるはずだからです。
私が主催したコーチングに参加したクライアントがそうなったようにです。
私はもう、成功するビジネスがどのように作られるのかに関する誤解によって、たくさんの夢が失敗に終わるのを黙って見ているわけにはいきません。
この章では、それらの問題をひとつひとつ解決していきます。それによって、あなたは、自身のビジネスとどのように付き合うか、どのように成長させるかを明確にすることができるでしょう。
手始めに、私のクライアントが、どのようにして平均1億5000万円も売上を増加させることができたのかを公開します。
そして、その成長の要因となったコンセプトを公開します。
しかしまずは、いまのインターネットの状況について考え、それを伝統的なビジネスの視点で見てみることにしましょう。
インターネットビジネスを再考する
成長戦略の話に入る前に、インターネットビジネスを考え直さなければなりません。
それがビジネスという大きな世界にどのように関わっているのかを知る必要があります。
伝統的なビジネスがどうなっているかを見てみれば、インターネットビジネスの現状、そしてインターネットビジネスがどのように変化していくのかが見えてくるでしょう。
現在のインターネットマーケティングの状況を理解することは、長期的な成功のために必要不可欠です。インターネットは再燃しています。
政治の番組を見ていても、2008年の選挙戦が、インターネットによる政治活動がどれだけ重要かを語っています。
(※2008年の選挙戦:2008年に行われたアメリカ大統領選挙のこと。第44代大統領にバラク・オバマ氏が選出されたが、その際、オバマ陣営は公式ホームページ内に組み込んだSNSを積極的に活用し、支持者間の連携を拡大させていったとされる。
その後は、SNSの特徴でもある自然発生的なコミュニケーションの拡大を見せ、政治献金も小口ながら大量に集まるなど、インターネットが選挙戦の勝利に大きく貢献した。
その後の選挙においてどの候補者もインターネットの存在を無視できなくなるなど、アメリカの選挙戦術に大きな変革をもたらした。)
これはより多くのビジネスがインターネットの活用に真剣にならなければいけないことを示しています。
あるとき、私は、アドバイザー兼パートナーを務めているアゴラ・パブリッシング社で、新しいプロジェクトを計画するために数日を過ごしていました。
オフィスに入ると、すでに会議が行われている部屋に通されました。
そのミーティングには、2週間後に非常に競合の激しい市場に入り込むため、会社のトップ5人が集まっていました。
計画は、シンプルでしたが、とても強力なものでした。
その計画は彼らの強みを活かすもので、現在、その市場で戦っている小さな会社のいくつかは排除されるようなものでした。
その市場で自分がビジネスをやっていなくてよかったとホッとしたものです。
これによって、私は過去何年も使ってきたプレゼンテーションのあるスライドを思い出しました。
私の講演を見たことがある人なら、覚えているかもしれません。このスライドをスクリーンに映し出すとき、私はみんなにこう言いました。
「もしあなたが現在していることを『真のビジネス』にしていなければ、できるだけ急いで、『真のビジネス』にすることを考えないといけません」
では一体真のビジネスとは? 次回から詳しく話していきます。
大きな利益とその向こう側へ
リッチシェフレンでした。