戦略 2018/10/03

「家庭の不和は数字のせい?」




リッチ・シェフレン

ナビゲーターの中谷です。


起業して数年間、、、当時の僕は

「あと半年ぐらいしたら落ち着くから・・・」と家族に何度も言っていました

初めの方は、確かに今は忙しそうだから、その言葉を信じて待っておこうと言うスタンスだったのが、2度、3度と同じことを繰り返すうちに・・・


オオカミ少年のよう

「あと半年ぐらいしたら落ち着くから・・・」

と言う言葉は、経営者であれば誰しも一度ぐらいは家族に言ったことがあるんじゃないかと思いますが、、、どうでしょうか?(笑)僕だけかな?実際、その時の自分としては半年もあれば仕事が落ち着くと思ってるから言うんですけど、現実は甘くなくて、その時々で何かハプニングが発生したり、うまくいかないものも多い。なので、最初のうちは「わかった。」なんて顔に不満を出しながらも受け入れてた家族が、そのうち呆れた顔で「もうええし。」「はいはい。」みたいなあしらい方になる。何度も何度も同じようなことを言ってるせいで、完全にオオカミ少年扱いで、信じてもらえなくなります。。。

こっちとしては、仕事を一生懸命していて、家族のために頑張ってるつもりなのに、そういう態度ってないやろ、、、って腹の中で思いながら、会社でも家でもストレスフルな毎日を送る羽目になってました。



台風で運動会が火曜日の平日に

と、そんな話は昔の僕の話で、今の僕はちょっと違います。

先日、台風で日曜日に開催予定だった運動会が火曜日になったという話が、次女からもたらされた。次女は当然のごとく「来てくれるよな」と圧力をかけてくるわけで(笑)、ただ昔の僕だったらスケジュールが固まっていて動けなかったでしょうけど、今の僕はそうじゃない。「調整してみるわ」と返事をして、実際に火曜日に、平日に開催される運動会を見に行きました。



すべての元凶は数字が把握できるかどうか

では、当時の僕と今の僕とで何が違うかと言うと、、、それは数字が把握できるかどうかってところが違う。しかも、どちらかというと過去の数字じゃなくて、未来の数字がわかるところがポイントです。。。

というのも、それまでの僕には未来の数字がどうなるかなんて、ほとんどわかってませんでしたが、システム化をして数字を割り出せるようになると、ある程度の予測が立つようになったんですね。今これぐらいの見込み客にアプローチしているなら、3ヶ月後にはこれぐらいの仕事が入ってきて、だいたい売上はこんなもんに落ち着くんちゃうかな、みたいなのが把握できるようになった。

だけど、それまで数字が読めなかった時の僕は、常に仕事をしてないと不安感で押しつぶされそうになっていた。自分が止まると、収入も止まるんちゃうかな、って感覚です。結局、その不安感のせいで言い訳を繰り返すようになり、僕は家族にオオカミ少年扱いされてたわけです(笑)



固定費を上げられない

他にも数字がわからないとどんなことが起きるかというと、固定費を上げられないというデメリットがあります。来年の今頃にどれぐらい売上が立つのかわからないから、継続的にお金が出ていくような経費をかけられない。人件費はもちろんですが、家賃とか、広告費とか、そういう投資の部分に費用を投じられなくなる。そうすると、良い人材に巡り合うこともできないし、社内環境は良くならないので、結局システム化しようにもリソースがないという悪循環が待っている。。。



ボーナスも出せない

ここまで言っといてなんですが、実は僕だってまだ完璧に数字が読めるようになってるわけじゃないのですが(笑)だから、前期の後半の方で実際にあったことなんですが、、、「おいおい、利益出すぎるんじゃないの?」なんてことが起きます。そこで思ったのが、「こんなことならもっとボーナス出してやれば良かったー。」みたいな話。。。

結局、数字を読み切れてないので、税金で持っていかれるのもなんだから、、、と一過性の消耗品なんかを買うことになります。昔みたいに「お金ある時に使っとかんと損や!」みたいな感覚で、取引先の社長達とお酒を飲みに行くようなことはなくなりましたが、それでも数字を読み切れてないせいで、従業員に還元しきれてないというのは、ちょっと残念。まぁ、であれば内部留保しといたらええがなって言われそうですけど、そこまで割り切れてないところが、僕の小者たるゆえんだったのでしょう(笑)



数字が読めるようになると安心

というわけで、家庭の話から事業投資に至るまで、とりとめもない話をしたかもしれませんが、何が言いたいかと言うと、数字が読めるようになると色んなことが解決するよってことです。。。

僕は、そのうちの一部が解決されたに過ぎないと思いますが、それでも数字に強くなったことで十分に気持ちが楽になってます。

あなたがもし数字に弱かったり、数字が読めない状況が続いているのであれば、しっかりとシステム化を進めることで、未来の数字が読めるようになるかもしれません。



P.S.

もし利益が出ることがわかったなら、システム化するためにお金を使うと良いかもしれないですね。。。マーケティングファネルを構築する為に、ランディングページをしっかり作り込むとか、広告のテストを行うとかですね、、、


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