ダイソン買った... - USPを発見する
いやー、遂に買ってしまいましたよ!
何かって?
「ダイソンのコードレス掃除機(Dyson V8)」ですよ。
僕は家電マニアなんですが、ダイソンの掃除機はお値段が高いので、なかなか手を出せなかったんです。
でも新春セールで安かったので遂に買ってしまった次第です^^
もちろん、今日はこのDyson V8を自慢したいわけではなく、なぜダイソンの掃除機がこんなにヒットしたのか? そして、その戦略を利用してあなたの商品やサービスをもっと売ってしまえ!という話です…
1998年、ダイソンは日本市場に参入して来ました。
だいぶ遅い参入ですよね。
当時、日本には掃除業界(?)を牛耳っていた大手メーカーがたくさんありました。パナソニック、三菱、シャープ、東芝、日立、などなど...
しかも日本の製品ですから、壊れないし、そこそこ良い掃除機なわけです。
新参者のダイソンさんが「新しい掃除機を発売しました!」とアピールしただけでは、とても太刀打ちできません。
そんなときに打ち出したのがご存知、このキャッチコピーです…
「ダイソン、吸引力の変わらないただひとつの掃除機」
ダイレクト・レスポンス・マーケティングの世界では、USP(ユニーク・セリング・プロポジション)という言葉があります。
USPは、広告マンであるローサ・リーブスが提唱した言葉で、日本語だと「独自のウリの提案」などと訳されたりします。
当時、ダイソンが持っているサイクロン技術と、そこから生まれる強力な吸引力は、他の日本メーカー(ライバル)にはない「独自のウリ」でした。そこでダイソンさんは、その「吸引力」を前面に打ち出したのです。
日本の掃除機の多くは紙パックを使っており、紙パックがいっぱいになってくるとどうしても吸引力が落ちてゴミが吸い取れなくなってしまいます。さらに、紙パックはランニングコストもかかりますし、交換も面倒ですよね。
独自のウリの提案
そこでダイソンはライバルにはない、「独自のウリの提案」を行ったのでした。
今でも、ダイソンの掃除機と言えば、「強力な吸引力」というイメージ。そのメッセージは僕たちの頭の中にずっとずっと刻み込まれているのです。
その結果、ダイソンの掃除機は他よりもだいぶ高額だったにもかかわらず、一気にシェアを拡大していきました。
そして僕も現に、ダイソンの掃除機に手を出してしまったわけです(笑)
あなたの商品のUSPを発見するためのエクササイズ
では、このダイソンの例のように、実際にあなたの商品やサービスから、「ライバルにはない独自のウリ」を発見するエクササイズをやってみましょう。
あなたがやるのは、以下の5つのステップです。
ステップ1:
あなたの商品やサービスの特徴や機能を全て書き出す
ステップ2:
そこからお客さんが得られるベネフィットを書き出す
ステップ3:
どのベネフィットがライバルにない独自のものか?1つだけ選び出す
ステップ4:
それ以外のベネフィットは捨てる
ステップ5:
最後に残った「独自のウリ」をあなたの広告やセールスレターで提案する
あなたの商品やサービスの強力なUSPを提案できれば、そこにお客さんが惹きつけられます。そして、ダイソンの掃除機のように、自分の業界で大きなシェアを奪えるかもしれません。
それではあなたも今すぐ実践して、自分の市場で地位を確立しましょう!
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