トレードの達人
こんにちは、石田です。
今日は、あるひとつのことを極めた
「トレード達人」の話をしようと思います。
現時点で自分の思うような
結果が残せていない方にとっては、
何らかの気付きがあるかもしれません。
その達人は、私のトレード絡みの友人の話です。
彼はトレードで利益を上げていますが、
その彼がトレードで勝てるようになった
プロセスをお話しようと思っています。
この記事を書くために話を聞いたわけではなく、
私が知っている内容を「私の視点で書き綴った」ので、
もしかしたら彼の考えとは違う内容になるかもしれませんが、
大筋は問題ないと思います。
とりあえず彼のことは、Aさんとしておきます。
成功法則の真髄は、
「どのようなトレードスタイルであっても同じ」
と思って聞いてくださいね。
Aさんは一時的ではなく、
毎年継続して利益を上げ続けることが出来る人物ですから、
ちゃんとした「勝ち組トレーダー」です。
ただ、生活をまかなえるようになるまでには、一定の月日を要しています。
ありがちな話ですが、彼も最初から勝てるトレーダーであったわけではなく、それなりに負けてそれなりに苦労し、それなりに時間も使っています(笑)
変な話ですが、Aさんが、どのくらい負けて、どんな苦労をした、
なんて話は何の役にも立ちませんので、ここでは省くことにします。
通常トレードで負けまくっていると、
「どこかに勝てるトレード手法はないか?」
と探し始めると思いますが、Aさんはその逆でした。
■ ポイント1:「既に持っている」
Aさんはあらためて手法を探したり、見つけたわけではなく、
どこにでもある(投資書籍やビギナー向けサイト)手法を使っています。
Aさんはその中からたった一つの手法を選び、シンプルにルール化しました。そして、行き当たりばったりでエントリーしていたこれまでのスタンスを変え、
自分が取り組むべきタイムフレームも一つ選びました。
さらに、これまで適当に選んでいた銘柄選びのスタンスを変え、
取り組むべき銘柄を1つだけにしました。
■ ポイント2:「絞る」
選ばれた手法はどこにでもある「スイング系」の手法です。
その手法に対して自分の背負えるリスクを明確にし、
「エントリーを裁量で行う」というルールを作りました。
自分が既に知っている手法の中から選んだものはたった1つです。
またタイムフレームを「○分足」と定め、
それ以外のタイムフレームは一切見ないことに決めました。
そしてAさんは、取り組むべき銘柄を商品銘柄の「○○」に定め、
それ以外の銘柄は一切見ないことにしました。
■ ポイント3:「フォーカス」
Aさんはそれ以降、たった一つの銘柄のたった一つのタイムフレームを
来る日も来る日も眺め続け、同じ手法で繰り返しエントリーしていきました。
■ ポイント4:「極める」&「カスタマイズ」
絞った銘柄と絞ったタイムフレームに対して絞ったルールだけを
一定期間繰り返しトレードし、得られた結果はトータルでマイナスです。
そこで彼は、どうすればプラスになるかということを
「どうすれば、勝てる(プラス益)ようになるか」と考えず、
「どうすれば、負け(マイナス損失)を減らせるのか?」
と考え、徹底的に極めました。(ここ、とても深いです)
ここまでがAさんの成功プロセスです。
とても重要なポイントが含まれていましたが、
感じ取ってもらえたでしょうか。
ヒントになるかもしれませんが、いま、Aさんは
その銘柄のその○分足の動きが手に取るようにわかるそうです。
(私にはとても真似できませんが^^;)
つまり、Aさんは、絞りに絞ったものに焦点を当てて
「その○分足のパターンを極めた」わけです。
いくつものことを総合して勝てるようになるのは難しいと
判断したAさんは、逆に「絞り込む」
ことによって成功を手にしたともいえるでしょう。
継続してそのスタンスでトレードしていますので、どうしても
「その銘柄が持ち合って動かない、ルールがうまく機能しない」
時期がくると利益が無い月もあります。
しかし、彼はさらにタイムフレームを小さくして
回転率を上げることはしないのです。
なぜか?と彼に尋ねると
「他のタイムフレームには自信がない」
と答えるのです。
まさに「○分足の達人」らしいコメントですね^^
この話が、みなさんのトレードスタイル構築の
お役に立てるとうれしいです。
それではまた!