富とお金 2018/03/09

麻薬中毒者の秘密




私が10代だったころはケンカっ早い性格だった。誰かが私を「変な目」で見たら噛みついていったものだ。ほとんどのケンカの相手は私よりも体が大きい奴らだった。しかし、いつもなんとか「勝って」いたのは、私に自分の攻撃性に火をつける、沸き立つ怒りのようなものがあったからである。私はどこかで学んだわけではないが、ケンカ家としては成功していたのだ。

同じことが「富の構築」という分野にも存在する。あなたの心の中に、自分を金儲けマシーンに変えてしまうような何かが燃えて(少なくとも光って)いるのだ。そして、それを爆発させれば、もう二度とグズグズしたり、立ち止まったり、ためらいを感じることはなくなるはずだ。

私はこの「何か」を、麻薬中毒者に例えて考えたいと思う。


無気力な青年を想像してみよう。

彼は都会に住む典型的な20代の青年だ。高校を中退し、満足な読み書きができない。両親とは疎遠で、怠け者で口が悪く、頭の回転も遅い。

彼は生活費を稼ぐために何をするだろう?何もしたくはないだろう。しかし、もし彼が働くとしたら、1日にいくら稼ぐことができるだろうか?私が思うに、おそらく税引前で日給5000円、時給にすると600円ほどだろう。

それでは、この同じ青年がコカイン中毒だったとしよう。彼は一体いくら稼ぐことができるだろう? どれくらい重い中毒かにもよるが、おそらく一日3万円から9万円は稼ぐのではないだろうか。

この青年が収入を600%から1800%増やすために何をするか?

成功しているコカイン常用者の3つの習慣:

1. 長時間働く。中毒者は起きているあいだ、ずっとお金を稼ぐことに精を出す。

2. ひとつの目的に集中して働く。コカインを買うためのお金以外、彼にとっては重要ではない。そして、彼は決して自分の目標から逸れることはない。いや、それができないのだ。

3. 最も重要なこと。お金を手に入れるために、どんなことでもする。

あなたがアメリカで最も成功した人たちの人生をよく見てみれば、彼らは皆次のようなことをしている。

・長時間夢中で働いた
・飛び抜けて集中していた
・成功に必要なことを何でもした

考えさせられるものがないだろうか?

長時間一生懸命働くのは成功するために重要なことである。そして、決意と集中力も同じように重要だ。しかし、本当に大きな目標を達成し、次の新しいカテゴリーの頂点に登りつめるには、それ以上のことをしなければならい。

もしこの青年からコカイン中毒を取り除いてしまえば、彼がいくら一生懸命ファストフード店でハンバーガーを焼いても、1日に6万円を稼ぐことは絶対に無理だろう。それだけ稼ぐにはリスクがあること、新しいこと、厄介なこと、そして危険なことでさえ、必要であればやるという意思によってのみ達成できるのだ。

そういう意味では、麻薬中毒者にもっと敬意を払ってもいいぐらいだ。

中毒者の人生がどのようなものかを想像してほしい。朝は寒い公園のベンチで目覚める。そして顔や腕の引っかき傷をさすりながら、「さあ起きよう、今日も街に出かけて6万円稼ぐんだ」と自分に言い聞かせるのだ。

あなたにそれができるだろうか?来る日も来る日も…私には無理だ。私が何かに中毒になっていない限り…

私があなたに伝えたいことは、このきちんと評価されるべき麻薬中毒者のパワーである

そして、あなたも彼らのようなパワーを手にいれることができるのだ。そのために大麻を吸ったりする必要もない。

あなたの心のどこかで燃えている欲望。それに触れなければ、あなたの情熱は枯れてしまう。それを爆発させることによって、あなたは勝つための想像力と大胆さという力を得るのだ。

新しいキャリアを始めたり、過去を完全に切り捨てて新しい道を切り開くことはとても難しい。それはあなたの「心地良いテリトリー」の外側に出ていくことを求められる。

あなたの今日の「することリスト」を例にとってみよう。その中にはあなたのやりたくないことも含まれているだろう。それが大切だとわかっている。あなたはそれに蛍光ペンでマークをいれている。それにもかかわらず、あなたはためらいを感じているのだ。

それは厄介な電話をかけることかもしれないし、非常に退屈な仕事を終わらせることかもしれない。いずれにせよ、それはあなたが気持ちよくこなせる仕事ではないし、だから今までそれをやっていなかったのだ。

しかし、今まで自分が達成してきた以上のことをやり遂げたいのならば、今までの人生でやってきたよりも多くのことを実行する意思が必要である。あなたは自分の時間を捧げ、集中し、やりたくなくても必要なことをしなければならないのだ。

ピンクの蛍光ペンがあなたの人生を変える


私が今のように億単位のお金を稼ぐために使っていた技を教えよう。

「することリスト」の少なくともひとつを、究極の目標に近づくものにするのだ。それは何か重要なことでなければならない。

それは非常に難しいことかもしれないし、もっと根性が必要で大きなストレスが溜まることかもしれない。でも書き出してみよう。そして、そのリストを見返しながら優先度の高いものにマークする。私は普通のタスクとビジネス・メンテナンスの優先項目に黄色を、そして「新たな成長」をするためのタスクにはピンクの蛍光ペンを使っている。

優先事項を違う色でマークしたら、どんな状況にあっても必ずやり遂げるのだ。

これを半年間毎日実行しよう。そして、私に新しい、もっと自信に溢れた、豊かになっているあなたの姿を見せてほしい。

マーク・M・フォード

                Presented by インベストメントカレッジ

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