富とお金 2019/01/16

豊かに生きる:名作映画を見よう




名作と呼ばれる本を読むことは素晴らしいことだ。ただし、あなたの読書時間は限られているのだから、自分に大きな喜びを与えてくれる本を選ぶべきである。

本の内容にはシンプルなものと複雑なものがあり、後者に興味は持ちづらいかもしれない。しかし、そこから多くのことを得られる可能性は高い。「アラビアで真珠を採取したければ、まずは真珠を持ち込まなければならない」という古いことわざがある。以前はこの意味がまったく分からなかったが、今は分かる気がする。そして、それは「自分が投資した分だけ返ってくるものである。中身が薄い楽しみはすぐに手に入るが、長くは続かない。一方、努力をして得た喜びは長続きする」という事実に当てはまるのだ。

私があなたに望むのは、(1)このことが事実だと認識し、すでに名作を読み始めている。もしくは(2)すでに読み始め、内容の素晴らしさを理解している、のどちらかである。もしそうであれば、私からの次の提案も実用的であると分かるだろう。

まず、図書館やインターネットで多数見つけることができる「名作映画」のリストをいくつか探す。それらをざっと見て、評価の高い映画を1本選ぶ。可能であれば、複数の映画評論家が高評価を付けたものを選び出すこと。

その映画を借りて見てみよう。そこであなたに見いだして欲しいことは、「なぜ限られた映画のみが、絶えず『素晴らしい』評価を得ているのか」ということだ。

時に、名作といわれる映画や本はとっつきにくいものだ。一般的なものと比べて内容が少し複雑であったり、飾り気がない傾向にある。すると、内容を深く理解しようとする努力が必要になるし、そうすることでその恩恵はさらに素晴らしいものとなるのだ。

名作映画を見ることで、決して体験したことがない思考や感覚を得ることができるだろう。また、そのイメージはあなたの中に何週間、何ヶ月、何年と残り続けるはずだ。

素晴らしい映画や本は、あなたに多種多様な喜びと満足感を与えてくれるのだ。さらに、あなたの思考を刺激し、その内容について考えさせる。そして、あなたが気付いていなかった自分自身が持つ美的感覚にも衝撃を与えるのだ。

きちんとリサーチする時間はないが、今すぐにでも映画鑑賞を始めたいって?では、5本の名作映画を紹介しよう。あなたにも気に入ってもらえるはずだ。

1.「戦艦バウンティ号の叛乱」〔MGM(メトロ・ゴールドウィン・メイヤー)製作、クラーク・ゲーブルとチャールズ・ロートンが主演の古いバージョンのもの〕

2.「或る夜の出来事」

3.「卒業」

4.「ファイブ・イージー・ピーセス」

5.「ゴッドファーザー」

白黒映画は映像が見づらいのと同様に、その内容を理解するためには努力が必要になると思う。けれど、一旦理解できてしまえば、より長い時間あなたの記憶に残り続けるだろう。

マーク・M・フォード

                Presented by インベストメントカレッジ

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