経済 2018/05/18

米中激突の可能性





米中関係については、ナバロが想定している2つの米中対立のシナリオが参考になります。


1つ目はエア・シー・バトルであり、南シナ海を戦場にして米中両国の海軍や空軍が激突するというものです。2つ目はオフショー・コントロールというシナリオであり、南シナ海を経済封鎖することで、マラッカ海峡から中国本土に向かうタンカーの航行を遮断するというものです。いずれにせよ、中国にとってはGDPを犠牲にし、共産党一党支配を揺るがしかねないシナリオです。


アメリカとしては軍事衝突を伴わない経済封鎖によって中国を牽制し、南シナ海の軍事基地化を断念させるというのが最善策です。


2016(平成28)年12月、南シナ海で米軍の無人潜水機が海洋データを収集中、中国軍に拿捕されるという出来事がありました。最終的に中国が無人潜水機をアメリカ側に返還することで合意が成立しましたが、こうしたトラブルから米中戦争に発展する危険性は否定できません。


仮にアメリカと中国がエア・シー・バトルとなった場合、米軍の戦死者数は数百人規模になると米海軍は見積もっています。



2017年9月1日発行藤井厳喜・宮崎正弘著『韓国は日米に見捨てられ、北朝鮮と中国はジリ貧』第5章 これから何が起こるのか(政治・軍事・経済)ーP186





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