経済 2018/06/04

トランプ政権でアメリカ経済は復活する




レーガン政権時代の共和党においては、アメリカを拠点とする多国籍企業の利益とアメリカ国民の利益は重なっていました。


しかし、それから30年が経過し、多国籍企業の利益とアメリカ国民の利益は分離し、多くの多国籍企業は国益を顧みない風潮になってしまった。


こうして共和党と民主党はエスタブリッシュメントという点で同じものになり、二大政党制は幻想になってしまったわけです。


私はトランプ政権が2期8年にわたって存続すれば、共和党が保守政党として生まれ変わると思います。

ただし、現在のトランプの政権運営を見ると、妥協している部分もあります。


ゴールドマン・サックスは名だたる無国籍金融資本です。しかし、トランプも完全拒否はしていません。


財務長官に起用されたムニューシンはゴールドマン・サックスの出身ですが、就任直前の公聴会では金融規制強化のために定めたボルカー・ルールを尊重すると表明しています。

つまり、踏絵を踏ませたうえで使っているのです。


トランプ政権としては無国籍派は完全排除したいが、現状では難しいため、妥協しながら政策を進めているわけです。


時間はかかるでしょうが、最終的にアメリカ経済はトランプ政権の下での積極投資、規制緩和、保護主義、税制改革によって復活するでしょう。


2017年9月1日発行藤井厳喜・宮崎正弘著『韓国は日米に見捨てられ、北朝鮮と中国はジリ貧』第5章 これから何が起こるのか(政治・軍事・経済)ーP194





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