顧客を退屈させてない?


From:ダン・ケネディ

今回の記事では、あなたのマーケティングについてお話ししていきましょう。あなたが関心を持つことについて話す時間と比べると、顧客が関心を持つことについてどのくらいの時間を割いて話していますか?

私たちにとって重要なことは、顧客にとって重要ではないかもしれない

あなたのマーケティングについて、忠告を兼ねた質問があります。あなたが関心を持つことについて話す時間と比べると、顧客が関心を持つことについてどのくらいの時間を割いて話していますか?

ナポレオン・ヒルが例に挙げていた、アンドリュー・カーネギーの母親の話を思い出します。
彼女は、小さな暖炉を買うためにある店に行きました。

そして店員から熱量やエネルギー効率、高品質の構造に関する講義のような話を聞かされていたのですが、ついにその話をさえぎって聞きました。「それがあれば、小柄なおばあさんは暖かく過ごせるでしょうか?」

ビジネス経営者は、内側に焦点を合わせる傾向があります。商品、サービス、ビジネスなどです。

難題は、外側に焦点を合わせること、つまり消費者・クライアント・ユーザーの頭の中で生じる
関心や考え、会話など、彼らが意思決定をする方法に焦点を合わせることです。

要するに、顧客の考えや気持ちを本当に理解することは、他のどんなことよりも極めて重要だということです。

簡単なことではありません。アインシュタインが当初興味を持っていたのは行動心理学、特に女性の行動心理だったと聞いたことがあります。ただ、彼は、それをあきらめて、より簡単に理解できるものを選びました。

それは、量子物理学でした。

顧客を理解することも、同じくらい難しいことかもしれません。
同じくらい理不尽(だと思われる)で頻繁な変化の影響下にあることでしょう。

しかし、それがあなたの仕事です。

ですから、顧客が読むものを読み、見るものを見て、行く場所に行き、顧客が話すときは聞き、顧客と同じ店で買い物をするということをしなければなりません。統計というものは、正確ですが十分ではありません。同じ環境に身を置くことのほうが役に立ちます。

人間を理解できるようになることについて大きな関心を持っているのなら、GKIC(グレイザー・ケネディ・インサイダーズ・サークル)のゴールド/VIPメンバーであるデイブ・ディーが私に贈ってくれた興味深い本をおすすめします。

イアン・ローランドの“The Full Facts Book Of Cold Reading”(邦訳:コールド・リーディング)という本です。

これは、人の心を読むためのハウツー本です。いくつかのテクニックについては私もよく知っていましたが、この本を読んでさらに多くのことを学びました。私と同じように、あなたもこの本を興味深いと思うかもしれません。そうは思わなくても、この本を読めば、心理学にお金を無駄に注ぐことはなくなるでしょう。


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