優越感に浸りましょう!
From:ダン・ケネディ
以前、人々がいかにチャンスに気付かないまま日々を送っているかについてお話ししました。今回は、”私たちが”知っていることについて考え、にんまり笑って優越感に浸ってみましょう。
他の人にとっての新事実
ある年、民主党と共和党の両党は、それぞれ225億円を投じたにも関わらず、次の共和党大会までに何の成果も上げることができませんでした。
つまり、マーケットシェアは変化なしでした。頑張ったのに、両党共に一人の新しいお客(投票者)すら増やせなかったのです。
そんな中、共和党側の愚か者たちが、厚かましくも私の提案が彼らの「戦略」と合っていないと言ってきたのです。
そこで私は言ってやりました。「あなた方の『戦略』とは、225億円を使って成果を一つもあげないでおくことなんですか?」と。
公開電話相談会のある日、私は、あるメンバーに次のようにアドバイスをしました。
ビジネスパートナーになってもらいたい相手に対して、私たちの知っていることを説明するのはやめなさい。僅かのロイヤリティを支払って、彼らのお株を取り上げて、こっちが主導権を握ってしまえば良いのだと。
なぜなら、私たちは多数の聡明なビジネスマンや作家、マーケティングの専門家、政治専門コンサルタントたちですらほとんど知らないことを知っているからです。
かつて、20世紀最大の海運王といわれたオナシスは、「富は他の人間が知らないことを知ることからやってくる」と言いました。
私のインナー・サークル・メンバーやクライアントを見ればその通りだと分かるでしょう。
私たちは投資収益率を知っています。
私たちはメッセージとマーケットを一致させる術を知っています。
私たちはダイレクト・レスポンス・マーケティングや、早急なレスポンスの獲得方法を知っています。
私たちはカスタマー・バリューについて知っています。
私たちはオファーを作り、それをセールスレターの中に上手く入れ込む方法を知っています。
実際に、あなたと私が知っているものの中から、圧倒的多数のビジネスマンが知らないものをリストにすると、それが延々と長いリストになることに驚かされます。
別の相談者から、私にとっては「常識」でも他の人にとっては新事実であるものをどうやって判断しているのか、という質問をもらいました。
私は、すべてのことが他の人にとっては新事実だと答えました。
あなたはよく頑張ったのです!
ここで時間を1分とって、にんまり笑って優越感に浸りましょう。
誰かに自分のことを褒めてもらいましょう。
現代のビジネスの無知を見つけてクスクス笑ってやりましょう。
優越感にひたりましょう。実際あなたは秀でているのですから。あなたは、頭に入っている知識を会得するために、お金を費やし、勉強し、探究して、学んできました。だから、あなたには優越感にひたる資格が十分備わっているのです。
素晴らしい才能を携えて街を闊歩しましょう。
そして、まわりにいるお粗末で無知な愚か者をかわいそうに思いましょう。
とはいえ横柄な輩になってはいけません。ただ、ほんのちょっと心の中で威張ってみてもいいでしょう。だって、あなたはよく頑張ったのですから。
太く中身の詰まった高級タバコに火をつけましょう。素晴らしいマッサージを受けるのも良いでしょう。ビカビカの靴や車を自分に買ってやりましょう。
今週の1日を、「わたしがこの世で一番賢い日」という年1回の祝日にしましょう。
私がここで正式にあなたの祝日を認めます。
−ダン・ケネディ