喋りが苦手…?



From:西埜巧祐
@心斎橋のスタバより・・・


「喋りに自信がありません。どうすればいいですか?」


残念ながら、僕もない笑。この質問は、よく受けます。私自身も、そういうことを考えていました。「本当に、みんなは私の話を聞いてくれているのかな?」みたいな感じですね。私も「喋りに自信がある」という人ではないんです。


そもそも、今もそんな自信があるかというと、不明です。じゃ、なんでそんな状態なのに、セミナーや講演会、人の指導ができるのか?それには”秘密”があるんですよ・・・。


私のプレゼンデビュー…


ご存知の方もいるかもしれません。私自身のプレゼンデビューは、悲惨なものでした。悲惨以上の何物でもありません。最初のプレゼンは、ウェブセミナーです。ネット上で人が視聴できるものです。それを社内向けにやっていました。海外の本をウェビナー化するというものです。


ウェブセミナーなので、収録室みたいなところで、私はネットを繋げて開催しようと思っていました。なので、周りに人はいません。その部屋には私だけです(正確には、もう一人いましたが、見守る係みたいな感じです)。


「19時になったので、始めたいと思います。研修のウェブセミナーでのテーマは「visual storytelling」です・・・」


と始まりました。でも、明らかにイメージと違ったんです。すごい緊張するし、声もアガる。よく噛むし、話し方もしどろもどろ。あれ?あれ?あれ?みたいな感じで、どんどん変になっていきました…。最後には、スライドの文字を読むので精一杯。録画はしていたのですが、見たくもないので削除しました。


気づいたら、私のシャツは汗でびちょびちょ。周りに人がいない。そんな状態なのに、汗だくだったのです。穴があるなら、入りたい。そんな気分でした。


それが私のプレゼンデビューです。お気づきだと思いますが、全然下手くそ。最低だったと思います。その後の話は割愛しますが、想像に難しくはないでしょう。


今は、多少慣れはしましたが、「完全に俺は自信があるぜ!」みたいなことは、一度も思ったことはありません。じゃ、なんで喋れるのか?


自信があるかは、結果に関係ないから


例えばセミナーであれば、、、

お客さんに約束したコンテンツを話すことが目的ですよね。


例えばワークショップであれば、

お客さんに約束した成果物を、一緒に作っていくことが目的ですよね。


例えばコンサルティングなら、、、

お客さんと一緒に、ビジネス上の課題や問題を発見し、解決することが目的ですよね。


そう。ここに、自信は関係ないのです。多少の慣れはあるでしょう。でも、結果とは全く関係ないのです。そして、もう1つ、喋りが苦手だったら、知っておくべき秘密があります。それは、、、


あなたの自信なんて、どうでもいい。誰も気にかけていない。それは、あなたの喋りすら・・・^^;


ここです。お客さんは、あなたの喋りが上手いかどうかなんて、気にしていません。ましてや自信がありそうだななんていうのも、別問題です。多少噛んでいても、誰も気にしてはいません。


そりゃ、話のオチを言うときくらいは、ビシッと決めるようにしたほうがいいですよ。でも、そもそも、人を笑わせること自体だって、そこまで必要かと言うと疑問です。


「俺、喋り下手だなぁ」


なんて思っていても、お客さんからしたら、あまり関係ないのです。案外、”普通”に聞いています。これは、本当にそうです。きちんと喋る内容、プレゼンを準備して、それをきちんと喋ることができれば、問題ないのです。


私は、自信がない時から前に出て喋っていました。セミナー、説明会、講演会、、、ありとあらゆるところで、です。そこでは、ほとんどの人は「良い話を聞けました」と言うことを言ってくれます。もちろん、その中には、商品を買ってくれる人もいます。


断言できる人は、その場所で「喋り」のテーマで話をしてくる人はいませんでした。


つまり、喋りに自信があるか、ないか。喋りが上手いか、下手か。と言うのは、問題ではないのです。きちんとプレゼンの構成や準備ができているか、どうか。と言うことです。


ー西埜巧祐


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