台本なしの撮影
From:西埜巧祐
@秘密のスタバより…
先日撮影がありました。実は、全く予期していない撮影でした。聞いていなかった撮影なので、少しとまどりましたが、、、難なく終えられたと思います。その撮影の軽い打ち合わせで、びっくりした言葉がありますが。それは「言ってもらえれば、なんでも喋りますよ」という一言です。なんで驚いたのか・・・?
昔、そんなことは一切言わなかった
何かを喋るにしても、常にスクリプト・台本が必要でした。常に、、、です。何を喋るにしても、喋る内容を作らないと、喋れなかったのです。今では、何もなしでも喋れます。先日行われたセミナーでも
「よく、あんな関係ない話から繋げられますね」
と言われました。ネタもホットな話題を提供しています。おそらく、つなぎで喋るストーリーの大半は、いつも違います。毎回、新しい話が提供されるわけなので、お客さんにとっても楽しい内容になっていると、思っています。
また、喋る自分のモチベーションも違います。毎回、同じ話をするのは、自分にとっては少し苦痛なんですよね。これを毎回新しくすることで、自分自身も講義を楽しむことができます。
なんだかんだ、文章よりも、しゃべっている音声、映像、対面、セミナーで話す言葉の方が伝わります。即興で、こういう色々な話ができて、コンテンツに繋げられるスキルは、あって損しないものですよね。
人は、新しいものに反応する。いつもと違うことに反応する。予期できないものに注意を向ける
人間の本能は、常に新しいものやいつもと違うこと、予期できないものに注意を払います。自分が知りたいと思うことに反応する生き物です。常に、新しい話題を提供するというのは、必要なことなのです。
もし古い内容を常に提供していたら、お客さんはどんどん離れていきます。逆に、新しい内容を常に提供できていたら、お客さんはあなたの元から離れません。
例えば、iPhoneも新しくなるたびに注目されますよね。でも、昔出たiPhone7とか、あるいはmacのことなんて、誰も注意を向けないでしょう。それは、人が新しいものが好きで、注意を向けることの良い例ではないでしょうか
なんで、そんな喋れるようになったんですか?
これを読んでいるあなたなら、私がもともと喋れなかったのはご存知のはず・・・。そんな人間が、なぜ喋れるようになったのか?これには、現実的に3つのポイントがあったと思います。
①ロールモデルがあった
僕が知っているスピーカーの方は、結構こういうスタイルでした。ただ単に、箇条書きしたスライドを読むような人ではなく、いろいろなストーリーから、話を繋げるスピーカーばかりでした。
スライドも、単に話すことをリスト形式にしていた人ではありません。イメージや、時には喋る内容を入れていなかった人もいます。
そういう人を見ていたからこそ、、、「プレゼン」はこうやるものだという意識があったのだと思います。
②喋る機会がとにかく多かった…^^;
まぁ、口下手な私でも、喋る機会が多かったのです。だから、ある程度場数の関係で上手くなった経緯もあります。これが良かったのは、聴衆と、プレゼンター・講師のズレを知ることができたことです。
聴衆は、プレゼンターが滑ったこととか、話す内容が頭からすっ飛んで、止まっているところなんて、気にしていません。基本、優しい気持ちで見てくれています。
でも、面白いことに、プレゼンターは、そう思っていないんですよね。滑ったら、何か重大な罪を犯したかのように、思ってしまうんです。沈黙も作れないんですよね。怖いから。
私は早い段階で、そのズレに気づくことができました。だから、ある程度滑ったこととか、沈黙を作ることは、怖くなくなりました。それが、あなたにとってのブレーキになっているとしたら、こう思ってください。
③少しずつ実践していった
②に近い話ではあります。でも、少しずつ実践していったことは、大きなポイントでしょう。千里の道も一歩からという言葉があるように、少しずつ実践していったからこそ、できるようになったのだと思います。
そりゃ、滑ったこともありますよ。あ、良いテクニックがあります。最初の段階で、「僕は、結構笑わせようとして、滑りますよ」と言っておくことです。そうすると、ダメージが少ないです笑
話す内容が100決まっていたとして、その中の1を関係ない話から繋げる・・ということをやりました。それが、うまく言った秘訣だと思います。
喋れることに損はない
「ちょっとだけ、しゃべってもらえませんか?」
みたいな急なフリは、予期しない時に来るものです。。そういう時に、「いいですよ」と快諾し、すぐに喋れるようになることは、何も損はありません。得だらけです。
ウェビナーにせよ、ビデオにせよ、プレゼンにせよ、そういうふうに喋れたらかっこいいじゃないですか。そういうプレゼンターを目指しましょう。
ー西埜巧祐