カジノ中毒は勝者?敗者?
From:西埜巧祐
@クリーブランドのホテルロビーより・・・
「イエス!カモン!イイェーア!」
と、カジノを楽しむ外人の声が異様に響く…。アメリカ出張でカジノに来ました。ここでお金をどれくらい使うか?勝てばいくら手に入るか?どんなものをやろうか・・・?
なんて、入る前はコーフンして考えていました。色々回ってみると興味深いものですね。というのも、、、
欲望だらけ
カジノ内は写真撮影禁止なので、雰囲気を伝えられないのは残念。例えばルーレットを回している人は、自分の賭けた場所に「止まれ止まれ」と願っている姿が見えます。最初は勝つ気なんかないよ。という人でも、一度、二度、三度でも勝っていくと、目が変わっていく・・・
最初は怖いと思っていたギャンブルも、だんだん楽しみを覚えてきたのか。人がこんな変わるものなのだなと、不思議だった。
新しい体験が好きな私。きっとあなたは、西埜さんは何をしたんだろう?と思っているかもしれません。でも、今回はしませんでした。そう。何もせずに帰ったんです!なぜか?理由は単純で、、、
勝てる気がしないから
ルーレットはほぼギャンブルで、勝てるかわかりません。スロットも見ましたが、機械に頼るのがそもそも嫌いなので、無しです。ゲームなんかもってのほか。
いくつか回って、一番良さそうなのはブラックジャック。ただ、このゲームも結局勝てるかどうかはわからないなぁと思ったのです。カウンティングという手法で、勝率を高める方法もあるらしいです。でも、そもそも禁止。プラス、高度な技術、集中力を必要とします。
ハァ。。。行った時間は夜中です。サミット行って疲れはマックス。フラフラだったので、余計勝てる気がしませんでした。なので、握りしめたお金を財布に戻し、ギャンブルは見送りました。
周りのメンバーは、ギャンブルをしていました。まぁ、そうですよね。人間、社会的証明には弱いもので、周りの人がやり始めると、自分もやりたくなるものです。が、そこはぐっとこらえて、ホテルに戻りました・・・
勝率が低いものには、賭けない
新しいことが好きな私が、何もしない。自分でも驚きました。それと同時に、自分はやはり慎重派なんだなぁと気づきました。世の中では、一発逆転したストーリーが、よく取り上げられますよね。
そういうストーリーが、なぜ取り上げられるのか、知っていますか?
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珍しいからです。でも、実際優れた起業家はまったく違う性質を持っています。例えば、ビルゲイツ。彼はハーバード大学を中退して、マイクロソフトを創業したと言われていますが、実際は違います。
実は、彼はハーバードに通いながらマイクロソフトを創ったのです。このストーリーを聞いた時、驚きました。
私自身、何も才能もなく、度胸もなく、知識もないので、起業なんて無理かなと思っていたのですが、実際は違ったようです。
成功している人ほど、石橋を叩いていた
ということです。きちんと安全を確かめてから、彼らは道を進んでいたのです。今、マイクロソフトという大きな会社を例にしましたが、こと個人の起業でも石橋を叩くやり方は、推奨されています。金曜日のメルマガを書いている北岡秀紀さんも、石橋を叩いた起業を推奨しています。
よく、退路を絶って背水の陣を敷いて起業をしろ。なんていう人もいますが、まったく反対なわけです。成功している人は、違うやり方で起業をしたわけです。
成功確率の高いところに、賭けよう。
今は起業という話で進めていましたが、マーケティングでもそうです。何かをやるにしてもリスクは何があるのか?リスクを許容してやった結果、何が得られるか?色々な側面を見て、マーケティングを進める必要があります。
今回のカジノ。ブラックジャックをやろうか迷った時は、とりあえず勝てる要素がない。確信が持てない。集中力がない。
負けたら、金だけ失う。勝っても、賭け金が少ないから、そもそも大きいリターンもない。リスク大。リターン小。誰が、こんな勝負をするのでしょうか笑
一緒に行ったメンバーが言っていましたが、カジノをやった後、ビジネスをやってみると「ギャンブルとビジネスを比べた時に、成功確率が断然ビジネスの方が高い」と言っていました。
それはそうです。マーケティング、DRM、広告、全ては数字で出ます。その数字は嘘をつきませんし、結果の数字は安定的に続きます。
成功確率の高いところに賭けましょう。無理に、リスク大。リターン小の勝負をすることはないんですから。
ー西埜巧祐
PS
もうすぐ帰れる。。。嬉しい。食事はやっぱり合わない。ステーキを食べたら、胃がもたれる・・・。最終日に見つけた、寿司を食べれる場所は、味はそこそこだったけど、とても嬉しい料理だった。早く日本で食事をしたい・・・。