すっごいおもろい本はコレだ!!
From:西埜巧祐(にしのこうすけ)
@心斎橋のスタバより・・・
ジャジャン!
というわけで、新しい本が出ました。どうせ今週は、サミットの話題でメルマガがたくさん出るのでしょう。それも重要なニュースだけど、個人的にはこのニュースの方だって負けじ劣らずの大ニュース!独自性を目指して、この記事をサミットが終わった次の日の記事にさせていただきました。
先々週の「今更,出版社らしい仕事…苦笑」でもお伝えした監訳した本です。「売るプレゼン」という本です。この本の監訳者、私です。この共著者の方はクライアントさんで、何度かお会いしていています。良いコンテンツだなぁとしみじみ思っていたところに、
監訳の機会が…。
来たぁ!「やります!」ということで、監訳させていただきました。この本は英語でも読んでいました。当時から、勉強になるなぁと感じていたのですが、監訳することができて、嬉しく思っています。これからのトレンドを考えると、実はこの本の書いていることは、とても重要なんじゃないかと思うのです。本の中から、引用して紹介したいと思います。
なんで、プレゼン?
と思うかもしれません。これについては、色々と理由があります。かいつまんで、3つをお話ししましょう。プレゼントいうと、印象に残っている言葉があります。それは
「あなたが何を売っているかはどうでもいい。あなたが誰なのかが問題なのだ」
これは、今回の「売るプレゼン」の著者の1人、ダン・ケネディです。彼もスピーカーのキャリアは恐ろしいもので、累計で100億円も売っている超人だ。そんな彼が言っている言葉は、重みが違う。
何を売っているかじゃない。誰が売っているかなんだ…
そう。あなたは誰なのか?今の時代、たくさんの商品があります。最近、ランニングをやっているので、ランニングウェアーを買います。アンダーアーマー、アディダス、ナイキ、、、色々買いました(形から入ると、費用がかさむ)。
結論を言いますが、どっこいどっこいです。見栄えの問題でもありますが、何を着ようが、ぶっちゃけ変わらないです。どんな商品も、大きな違いっていうのはあまりない。それよりも、そこの販売員さんがどういう人か?そのブランドが持っているストーリーは何か?で買っていると思います。
(服の話もそう。服も、自分で買わないと決めました。誰かと一緒にいるとき、選んでくれる人がいるときに、買うことにしました)
正直、売っているもの、役立つ商品は沢山あります。ありすぎて選べない状態です。そこで、究極の差別化というと、「誰が売っているか?」という点でしょう。
その「誰」を表現するには、3つの方法があります。
文字情報、聴覚情報、視覚情報
1つは、このように文章で伝える方法です。もう1つは、聴覚。つまり言葉や音で伝える方法。そしてもう1つは、視覚情報です。つまり、あなたの言葉を動画で伝える方法です。メラビアンの法則によると、文字で伝えられる情報量は、本当に少ない・・。
プレゼンが役立つと思っている理由は、まさにここから。あなたの言葉で、効果的に情報を伝えられる…商品の魅力を伝えられるようになるのは、最大の強みになるのではないか。特に今後のトレンドを考えると、間違いなく必要になると思っているのです。
昔は、セミナーしかできなかったプレゼン。それが今ではオンラインメディアによって、動画やウェビナーが出てきました。これらによって、プレゼンをする機会が増えてきたのです。
有名人に共通するもの
アンソニーロビンズ(世界No1コーチ)
ロバートキヨサキ(金持ち父さん貧乏父さん)
ダン・ケネディ(言わずもがな)
スティーブ・ジョブズ
マーティンルーサーキング
この5人の有名人に共通するものは?そう。彼らはプレゼンテーションを使って、自分の影響力を強くしているのだ。それがどんどん大きくなり、彼らのようなポジションを作るのに貢献した。練られたプレゼンテーションは、ずっと伝えられている。彼らが死んだ後も・・・。
プレゼンテーションは重要なのだ。
圧倒的にシンプル
このSpeaking Empireのメソッドの良いところは、シンプルなことだ。僕も色々なウェビナーやプレゼンの型を見たが、これほどシンプルに、テンプレートになっているものは見たことがない。そして、ビジュアルですごいわかりやすく作られている。
これ、作るのには相当苦労するんだと思う。多分、うちじゃなかったらできなかっただろう(編集者さん、間に入ってくれている人には本当に感謝だ)
初めて監訳したっていうのもあって、熱が入りすぎているのかもしれない。1つ、有用な情報を話して、終わりにしたいと思う。
教育は売れない
「お客さんを教育すれば売れるようになる」
というマーケティングのテクニックがある。これは多くの人に言われることだけど、実際は違う。教育をしても売れるようにならない。これは、「売るプレゼン」の共著者の1人、デイヴヴァンフースという人が言っている言葉でもある。
そう。教育しても売れないのだ。こういうプレゼンテーションでは、先生になってしまうことが、いちばんの間違いだと、デイヴは言っている。そうではなくて、聞き手の感情を揺さぶり、聞き手と繋がり、楽しませることできる人。それが、説得の秘訣だと、デイブは言った。
この教育の定義は非常に難しい。そして、楽しませるなんてどうやってやれば?と思うかもしれない。でも、それを見事にテンプレートのようにまとめているのが、この本のすごいところだ。もちろん、日本でやるにあたり、できるかできないかというものは、いくつかある。だが、知っておく価値があるのは間違いない。
間違っても、「私は先生である!」というような偉そうなプレゼンにならないようにしましょう。
ー西埜巧祐
PS
あと、この本…というかSpeaking Empireのすごいところは、メソッドのシンプルさにある。ここまでシンプルだと、逆にすごい。そこの裏にある戦略やテクニックも深い。あぁ、、、久しぶりに熱が入ってしまった。初めての監訳なので、許していただきたい