戦略 2018/01/09

熊vs人(強みの活かし方)


From:山田光彦

※今日の記事は、そこそこ不真面目な内容になっているので、まじめな記事を期待している方は、ご遠慮ください…

「もし、熊と戦うことになったら、、、どうやって倒すか?」

あなたも男なら、こんなことを考えたことがあるんじゃないでしょうか。

熊は確かに強い。森の王者的な存在だし、たぶん、3mぐらいあるし、川を登ってくるシャケをまるごと食べているわけだから、人間なんて、一撃でやられて、食べられてもおかしくありません。

何をくだらないことを言っているんだ、と思うかもしれませんが、、、でも、実は、、、ここにビジネスで勝つためのヒントが隠されていますが、、、とても軽い気持ちで読んでください。真剣な気持ちで読むのはNGです。。。

ちなみに、自称・百獣の王である武井壮さんは「6週間にらみ合い、やつれさせて、肝臓周辺部の毛を10万本ジャブで抜き取ってから、そこに抜き手を食らわす」ことで倒すと言っているようなのですが、この方法は、確かに皮膚が分厚くて打撃が効きにくい熊には有効な方法です。

でも、これでは、まだまだ甘い。。。

なぜなら、これじゃあ熊に負けちゃうことは確実だからです!
そもそも6週間もにらみ合いしたら、こっちが死んでしまいます。

じゃあ、どうするのか?


熊の弱点を突く


熊の弱点といったら、なんだろう?
人よりデカイし、力も強い。皮膚も厚いので体も頑丈。一見、弱点がないようにも思えます。

でも、、、熊には、致命的な弱点があるんです。

それは「バカだ!」ということです!

ちょっと言葉が汚くなりましたが、熊は僕たち人間と比べると、熊は脳みそもめちゃちっちゃいし、今時、寒い森の中でずっと暮らしているという原始的な暮らしをしています。こっちはスマホを駆使した最先端の生活をしているわけですから、知能の差は明らかです。

それに、パンダなんて、あの巨体で笹だけ食べて生きています。正直、意味がわかりません。絶対、カロリー低いのに、なぜガリガリにならないのか。。。

少し話が逸れましたが、ここに僕ら人間の勝機があります。
僕ら人間が、頭の良さをどれだけ活かせるか?これが勝負の分かれ目です。

ビジネスでいうと「頭の良さ」が強みの部分。
この強みを中心に戦略・戦術を組み立てることで、勝てる戦略・戦術ができあがります。

じゃあ、どうやってこの「頭の良さ」を活かして、熊を倒すのか?

正直、頭の良さは熊と戦闘状態に入ってしまうと、あまり役に立たちません。戦闘状態は力と力のガチンコ勝負。だから、そこでは勝負してはいけません。ここで勝負すると熊の強みが生きてしまうので、熊の思う壺。だから、どこで勝負するかというと、、、


勝負する前に勝てる準備をしておく


勝負をするのは、戦闘に入る前。
戦闘に入る前にどうするかというと、いろいろやり方はありますが、やっぱり一番いいのは、ワナでしょう。

ゴキブリホイホイ的なネバネバの液体をいっぱい用意しておいて、熊をネバネバ地獄に追い込むとか。でっかい落とし穴を用意しておくとか。

熊はそんなワナが用意されているとは夢にも思わないので、思いっきり引っかかる。そして、ワナに引っかかったところをやっつければ勝利は確実です。

「えっ?ズルい??」

確かに、そういう意見もあるでしょう。でも、、、

真剣勝負にズルいとかない!
そして、ビジネスにもズルいもクソもない!

なんの準備もなく、戦うことは熊の強みが一番生きる状況で戦うこと。そこで、勝たないといけないとなると、奇跡が起きない限り、勝てません。勝ち続けることなんて到底無理。

ビジネスでも、業界ナンバーワンや力を持っている会社が、業界のルールを決めて、なんとなくそれに従わないといけない、という感じになっていることがあります。でも、それは、ナンバーワンの強みが活きるルールになっていることがほとんど。そのルールで戦っている限り、ナンバーワンに勝てる見込みは薄い。

それに、強みはあるのに、今あるルールに従って、その強みを活かす方法がわからない。だから、もっといい強みがないか、、、と探してしまうなんてこともよくあります。でも、あなたに強みがあるなら、その強みが一番活きる形にルールを作り変えてしまうのが、一番効果的。

だから、あなたも自分/自社の強みはこれじゃないか、、、という目星がついているなら、その強みを活かすことだけを考えてみてください。そして、ゆくゆくはその強みが一番活きる形に業界のルールを変えてしまってください。

そうすれば、たとえ相手が熊のように大きくて、勝てないように思えても、勝つのが当たり前になるはずです。


ー山田光彦


PS.
新年一発目のメルマガでセールスライティングのスキルを無駄遣いして、熊vs人の話を長々としましたが、今年もよろしくお願いしますm(_ _)m


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