アウトソーシングで10倍収益性をあげる方法
From リッチ・シェフレン
先日、アウトソーシングの関係を10倍収益性が上がるようにしていきましょう。と伝えましたが、その前に悪い知らせがあります。
悪い知らせとは、あなたがアウトソーシング先との関係を作ろうと思ったときに、足りないと思われるスキルがある、ということです。
上に書いてある三つのことに注意を払いましょう。私の経験では、この三つスキルの欠乏は、あなたのビジネスの成長の壁となる。それぞれがとても重要なので、一つずつ見ていきましょう
あなたのビジネスで行うべきことには、二つのものがあります。「システム(仕組み)」と「プロジェクト(事業計画)」です。継続的に行うもの、二度以上行うものについては、それを行う「システム」を作る必要があります。
一時的なもので、目標が決まっていて、始まりと終わりがあるならば、それは「プロジェクト」です。
この違いを説明している人がいないことには驚きます。なぜなら、これは起業家の仕事そのものだからです。起業家であるということは、「システム」を開発し、使い、改善すること、そしていくつかの「プロジェクト」を実行することに他なりません。
あなたは訓練されていないプロジェクトマネージャーである
プロジェクト管理(マネジメント)は、起業家にとって非常に重要なスキルです。しかし、私が会った大半の起業家は、プロジェクト管理についてほとんど訓練されていません。私からのアドバイスは、「もしあなたがプロジェクト管理をする必要があるならば、プロジェクト管理のスキルを学んだ方がよい」というものです。だから、私はすべてのクライアントにそれを教えています。
ビジネスの内部、外部で、どのように仕事が行われるべきか?
アウトソーシングに関する次の問題は、「仕事を明確にするためのプロセス(過程の把握・構築)が欠けている」ことです。これはビジネスのレバレッジを生み出す障害になっていることでもあります。そしてシステム化できずにいる原因でもあるのです。
仕事を文書化し、それがほかの仕事とどのようにつながっているかを示すには、プロセスマップが最適です。
品質管理の父と呼ばれるエドワーズ・デミングは
「行なっていることをプロセスとして記述できないのであれば、あなたは自分で何をしているのかわかっていない」
と言っています。まったくそのとおりだと思います。
よい知らせは、プロセスマッピング(プロセスの見取り図作成)はとてもシンプルだということです。四つの要素しかありません。たったそれだけです。図中の楕円は始まりと終わりを表します。矢印は方向をあらわしています。だからあと二つだけです。行動と選択の記号だけ。
プロセスマップが重要な理由の一つは、あなたのビジネスを最適化することができるからです。初めて行うことは、大概、ベストな方法ではありません。
プロセスマップを書いてみれば、いまのやり方がベストとは程遠いことがすぐにわかるでしょう。さらに重要なことに、どこを改善すればよいのかがわかります。図にして考えると、それぞれの作業がどのように関係しているかがわかり、いくつかのサブプロセスがあなたのパフォーマンスの障碍になっていることがわかります。
プロセスが欠けていれば、あなたのビジネスを最適化することはできません。品質管理の専門家が言うには、ビジネスが破綻する94%の理由は、プロセスの欠陥によるものだそうです。人間やそのほかの問題ではありません。プロセスによって破綻するのです。
だから、あなたのビジネスの流れをプロセスマップにするのは、とても重要です。私の会社では、やることすべてがプロセスマップになっています。これによって、人をトレーニングするのが簡単になりますし、アウトソーシングも簡単になります。そして、全体のパフォーマンスの改善も簡単になります。
これが私の会社のプロセスマップの例です。ちょっと古い(既に使っていない)のですが、基本的なことは理解できるでしょう。何が起きているのか、簡単にわかるでしょう?
もしあなたが4人のうちの1人ならば、何をしなくてはいけないのか、そして自分の仕事がどのように全体とつながっているのか、すぐにわかるでしょう? さらに、誰から何をもらうのか、すぐにわかるでしょう?
もし答えがイエスならば、あなたはすぐにプロセスマップを作り始めなければなりません。
大きな利益とその向こう側へ
リッチシェフレンでした