戦略 2018/10/30

マイケル・フェルペス:成功の秘密


From:山田光彦

マイケル・フェルペス。
史上最強のスイマーとも呼ばれているアメリカの選手。

きっとあなたもご存知だと思います。

15歳9ヶ月で世界記録を更新してから12年間、一度もその座を明け渡さずに7度世界記録を更新したというまさに怪物。

なので、僕は生まれながらにとんでもない身体能力の持ち主だと思っていたのですが、、、

実際は、全然違うようなんです。

というのも、、、


走るのが苦手でダンスもヘタ


実は走るのが苦手で、ダンスもヘタとのこと。

フェルプスの身長は193cm。なのですが、足が短く両手両足がかなり大きい。しかも、両腕もかなり長い。なので、水の中に入れば、大きなストロークを生み出せるし、大きな両手両足は水をかくときのヒレとして抜群の効果を発揮します。

ざっくりいってしまうと、水の中で動くにはとても適しているが、陸の上で動くには適していない、ということなんです。


弱みの裏側にある強みを引き出す


フェルプスの体の特徴は陸の上にいたら、他の人と比べたときに強みになりません。ですが、水の中に入ることで、他の人を圧倒的に引き離す強みに変わります。当然ですが、フェルプス自身はまったく変わっていません。

変わったのは環境。フェルペスを取り巻く環境です。

自分を取り巻く外の世界の環境が変われば、必要になるものがまったく変わってしまいます。前の環境で強みだったことが、一転して、弱みになってしまうこともありますし、逆に弱みだったことが強力な強みになることもあります。


司法書士を辞めた理由


僕がこのことを知って思い出したこと。僕が司法書士を辞めた理由の1つがこれだったな、ということ。

フェルプスの話の後に自分のことを話すのは、微妙な感じはしますが、それは置いておいて、、、

僕が独立して司法書士事務所をやっていたとき、感じたこと。

それは、司法書士事務所で売上を大きく上げている人の多くは、人付き合いとか、人脈で仕事を取っているなと思ったんです。

でも、僕は人付き合いとかは苦手。
一方で、うまくいっている人は飲み会とかそういうのが元々好きな人が多かったんです。

そんな中で、人付き合いとか、人脈とかで勝負していくというのはキツイし、勝てる気もしませんでした。

なので、僕は別の成功パターンを模索。そこで、見つけたのがセールスライティングです。実際、僕はセールスライティングのスキルを使って、広告を出し、集客できたことがきっかけで事務所の売上が大きく上がり、安定しました。

なので、人脈問題はなんとかクリアしたのですが、、、もう1つ問題があったんです・・・


避けられなかったこと


それは、司法書士の仕事は一度覚えてしまえば、割と誰でもできるような仕事が多かったんです。でも、僕はやればやるほど、腕が上がっていく感じの仕事がよかった。自分の技術を積み上げていく。腕を磨き上げていくためにずっと努力し続ける。そんな仕事ならずっとやり続けたいと思うし、経験上、割と得意だと知っていました。

そして、司法書士になる前は、司法書士の仕事はそういう積み上げていくような仕事だと思っていたのですが、、、現実は違ったんですよね。。。

なので、僕は自分の強みを活かすために、司法書士を辞めて、セールスライターにキャリアを変えることにしました。つまり、自分を取り巻く環境を変えることにしたんです。自分の強みが活きるんじゃないかという環境に。

もちろん、司法書士時代に出した広告がヒットしたことで、セールスライティングの重要性を痛感したというのも大きな理由なのですが。


強みを活かすのは無限のエネルギー 弱みを克服するのは苦痛


これは人事のスペシャリスト:山極さんの講義を聞いているときに僕がメモした言葉(山極毅さんはうちのTopgunマスターマインドのメンバーにもなってくれている方です)。

強みを活かせる環境にいて、強みを活かせる仕事をしていると無限のエネルギーが湧いてくる。一方で、弱みを克服しないといけないような環境で仕事をしていると苦痛でしかない、と。

マイケルフェルプスが陸上でがんばっていたら、大した記録も出ないでしょうし、おそらく苦痛でしょう。マイケル・ジョーダンもメジャーリーグに挑戦しましたが、やっぱり大した結果にはなりませんでしたよね。

なので、あなたも一度、今の環境は自分の強みが活きているか?考えてみてください。

OKなら、おめでとうございます。
そのままガンガン進んでいきましょう。

でも、もし違うなら、、、

他のことや新しいことチャンレンジしてみてもいいのかもしれません。

あなたの強みが活きる環境はどこなのか?

一度は、探してみる価値がきっとあると思いますよ。


ー山田光彦


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