初めての会社、初めての上司
From:北岡秀紀
コンサルティングをしていて強く感じることがあります。
それは…初めての社会経験がそのあとの仕事の仕方に大きな影響を及ぼす、ということ。
例えば、初めて就職した会社が単価の安い商品の場合、起業しても安い単価の商品を売りたがります。
逆に、高い商品を売っていると、高いものを売ることに恐怖を感じません。
この時期に大量の仕事をこなすクセがついていると、仕事の速度も圧倒的に早くなります。
逆にここで楽をしていると、仕事の速度が明らかに遅くなります。
先日、友人と飲んでいるときにこの話になり、初めての上司や会社からどんなものを学んだか発表しあっていました。
このプロセスで15年前の会社・上司から学んだ仕事を仕方をいまだにやっているということを再確認しました。
その中であなたにも役に立つものをいくつか選んでみました。
4分ルール
仕事を受けて4分以内にできる仕事はその場でやる、というもの。
細かなタスクが溜まって、脳のメモリを消費するのを防ぎます。
また、こうすることで仕事の先延ばしがなくなります。
(最近、私は4分ではなく7分ルールにしていますが。)
会議中に電話
会議に出た話で問い合わせや連絡が必要なものは、会議中でも電話をして解決してしまう。
会議中に第一歩を踏み出すので、この後のスピードがあがります。
クライアントの前でこれをやると驚かれます。
が、付き合いの長いクライアントは、その効果をよく理解していてむしろクライアント自身も電話しはじめます。
遅くまで飲んだ翌日こそ1番に出勤
これはそのままですね。
社内のメンバーで遅くまで飲んだとき、翌日は出勤がギリギリになりがち。
でも、そういうときこそ早く出勤します。
「アイツはタフだ」というブランディングができるチャンス、だと(笑)
これに限らず社内やお客さんから「すごそう」と思われる方法はたくさん教えてもらいました。
お礼は3回
ご飯とかに連れて行っていただいたとき、帰ってすぐにお礼の連絡。
翌日、もう一度、お礼。
そして、次に会ったとき(他の人がいる前で)お礼。←ただし、TPOはわきまえる。
これ、めっちゃ効きます。
礼儀、気遣い、服装
「ステージがあがるほど礼儀、気遣い、服装しかみていない。スキルとか能力なんか見ていない。」
と言われ、酒の注ぎ方、挨拶の仕方、服装(特に靴の汚れ、スーツのパンツの折り目)をやたらとうるさく言われました。
仕事となんの関係があるの?と思っていつつ尊敬する上司なので一応言うことを聞いていたわけですが…
今になって、この上司に感謝しています。
いかがでしょうか。
ぜひあなたも初めの上司・会社から学んだこと思い出してみてください。
良くも悪くも大きな影響を受けていることに気づくはず。
もちろんマイナスの影響もあります。
が、改めてその影響を考えることで、ダメな仕事の仕方も認識できて自分の仕事を見直すきっかけにもなります。
そして、もうひとつ。
今回の話は逆から見た場合、もし新卒や社会人経験がほとんど初めてという人を使うなら、あなたがその人の人生を左右する大きな責任もあるということです。
肝に銘じたいですよね。
-北岡秀紀
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