ビジネスに正解はない、けれど…
From:北岡秀紀
先週、弊社で「数字」のセミナーをしました。
財務諸表の読み方から、どうやって数字を分析して現実のビジネスにつなげていくのか、という話。
ひとりでウン億円売るような社長がウンウンうなりまくるというなかなか面白い絵面でした。
マーケティングやセールスに強い人って数字に弱い人が意外と多い。
もちろん苦手と思っているからこそ、このセミナーに来ているわけで、そこを母数にして話すのは反則かもしれませんが。
でも、もしかしたら、あなたも同じく数字に苦手意識を感じているかもしれません。
私自身もかなり苦手でした。
ある有名マーケッターも「数字なんてわからなくてもお客さえくれば大丈夫」と言っていたのでそれを信じて数字の勉強をしないようにしてきたくらいです。
でも、あるとき強制的に数字を学ばされました。
その結果、このマーケッターをちょっと呪っています。
「もっと早く数字を勉強していれば、手元に残っているキャッシュは倍以上だっただろう」と。
今になって考えれば、このマーケッターも数字はできたはず。
経歴を見るとMBAを持っているわけですから。
「今のままで大丈夫だよ」と認めてあげるという戦術にまんまとはまっていただけだな、と気づきました。
数字なんてカンタン
そして、断言できることはセールスやマーケティングをしているあなたにとって数字なんて簡単だということ。
強制的に数字を教えてくれた先生の言葉を借りるなら…
「ビジネスの分野で唯一正解があるのが数字」だからです。
マーケティングはみんながいいと思ったコピーや商品でも、大ゴケするなんてこともあります。
でも、数字は結果です。
なので、その読みとき方を正しく知りさえすれば、誰でも同じような分析をすることができます。
(もちろんその分析の後のアクションプランは社長によって変わるわけですが。)
「あ、ココの数字がおかしい。原因は…」となれば、動くのはカンタンですよね。
もともと社長は問題解決のために行動するのは得意なわけですから。
そう考えたら、数字を学ぶのが怖くなくなりません??
どんなステージにいる人でも数字は使える武器です。
今回の話で少しでも数字に興味を持ってもらえればなと思います。
-北岡秀紀