富とお金
2018/04/20
あえて次善の策をとるとき
From:北岡秀紀
いまの100万円は、1年後に得られる100万円よりも価値が高い。
お金の重要な原則のひとつです。
なぜなら今100万円を手にすれば、それを運用することで1年後110万円、120万円にすることができるからです。
これって理屈では正しいんです。
でも、実際にこの考え方で運用すると困った問題が発生します。
例えば…
税金が確定して「あれ?キャッシュが足りない!?」と焦ったことないですか?
理屈から言えば、得た売上の税金部分もなるべく税金の支払いギリギリまで運用する。(この場合は投資ではなくビジネスで、ですよ。)
そうすれば得られるキャッシュが最大化することになるわけです。
が!それはあくまで理屈上の話。
税金の支払い前に顔を青くして、あなた個人の貯金に手をつけたりしてしまうわけです。
税金の支払いで焦らないカンタンな方法
こうならないための処方箋はカンタン。
毎月、月次で売上などを出し税金分のキャッシュを別の口座にプールしておくこと。
これだけで税金支払いのタイミングでアセることはなくなります。
プールした分のお金は運用に回せないわけですから、死に金となります。
なので、冒頭の原則から言えば、やってはいけないこと。
でも、税金の支払い時期に無意味に慌てることは一切なくなります。
社長は口座にお金があれば使ってしまいます。
そういう本能なんです。
その本能を抑えるためには、お金を目に入らないところにいれるしかありません。
この話に限りません。
ベストな方法はわかっている。
けれど、それが実行できないなら…ベターの方法をとることを検討すべきです。
-北岡秀紀