目標設定なしでは成功なし
From:リー・ミルティア
目標達成までブレずに道を歩むにあたって、富の構築に必要なシステムを作るためのツールをいくつかご紹介しましょう。
皆さんに、目標達成に向かって一生懸命働きましょうと言うつもりはありません。言わなくてもそうするでしょうからね。ただ、非生産的な思考で、自分で自分をダメにすることだけはやめてください。
目標設定をしなければ、成功者にはなれません。計画やスケジュールを明確に立て、新しい現実を創り出すためのサポートも必要です。そのためには、時間とエネルギーという資源を、何にどのように使うかを決め、徹底しなければなりません。では、人生で成功するのに重要なポイントをお話ししたいと思います。
仕事をしている人のほとんどは、いわゆる時間重視の「時間の経済」に従っています。これは、「一般人」についてお話しした回で出てきましたが、これに対して自営業の人は、結果重視の「結果の経済」に従っています。これは、精神的、肉体的、感情的、霊的、金銭的エネルギーによって、人生は創り出されるという意味です。
皆さんは、人生とビジネスにおいて、「時間の経済」から、「結果の経済」に、思考プロセスをシフトさせなければなりません。つまり、時間やエネルギーなどの自己資源をいかに使うか、そして、いかに外との境界線を引いて自分を守るのか、ということに注意を払わなければならないのです。
私が重要だと思うことの1つは、自分が誰に影響されているかに注意を払い、誰に影響されるのを許すのかを決めることです。それには、自分が誰に影響されるのを良しとしているかを知っておく必要があります。
周りの人をチェックして、誰に影響されているかを適正に評価することは、極めて重要です。たとえば、誰かと合弁事業をする際に、私は真っ先に、相手の評判を調べます。それから、訴訟を起こしたことや、訴訟を起こされたことがあるかを調べます。
なぜなら、過去に多くの人を訴えたことがあるのなら、自分は訴えられないと誰が言いきれるでしょう?そういった事実は、彼らのビジネスに対する態度を示しているのです。
どんなにフレンドリーで魅力的な人に見えても、「三つ子の魂百まで」というように、その人の本質は変わらないので注意が必要です。
私の経歴について、ウェブサイトなどに書かれていないことを少しお話ししたいと思います。皆さんが、私の育った環境や経歴を知るのは重要ですし、その情報が皆さんのお役に立つと思うからです。
私は子供時代を、大農場で過ごしました。一番近くの道路は、バージニア州チャカタックにあり、農場から2.5キロも離れていました。チャカタックの当時の人口は、100人もいなかったと思います。
私は農家の娘ですが、企業家として成功するために人生で一番重要な教訓のいくつかを、そこで学びました。大農場という環境で育ったおかげで、労働倫理や時間管理の方法、責任感を持つこと、それに、自分の欲求や願望にそぐわなくても、すべきことをすべき時にする、ということを学びました。
そして、育った環境のせいで生じた数々の困難に対処することで、高い処理能力が身につきました。また、農家に生まれたことで、人がその成長過程で、自然について学ぶべきおそらく最も重要な教訓の1つを学ぶことができました。何と言っても自然の中で育ちましたからね。
たとえば、種を蒔くにも収穫するにも、それにふさわしい時期があるということです。蒔いた種を収穫するまで、水をやったり、雑草を抜いたりして、大事に育てなければなりません。
これを企業家に当てはめると、自分が蒔いた種は、お天気次第で、すべてが芽が出て生き延びるわけではない、ということです。だから、常に、自分が必要だと思うよりもたくさん種を蒔かなければなりません。こういったことは自然の法則ですが、それは企業家にとっての法則でもあるのです。
そして当然、種を蒔かなければ、収穫できるはずありません。目標設定についても、これと同じことが言えます。自分にこう尋ねてください。「現在私は、人生やビジネスにどんな種を蒔いているだろう?こういった種を大事に育てているだろうか?それらを育てて、社会に対して何を表現したいのだろう?」
まず種を蒔いていることは大前提です。次に、それらの世話をして、大事に育てているかどうか、つまり、しっかりしたアクションプランを立ててマーケティングをしているだろうか?ということを尋ねてみてください。
-リー・ミルティア
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