我が道を進みなさい



From:リー・ミルティア

私が最も尊敬するメンターが数年前に私に教えてくれた秘訣をお教えしましょう。実は、これは、目標設定に関して今までお話してきたことに若干反することです。

それは、目標は、自分と自分の味方になってくれる人だけの秘密にしなさい、ということです。というのも、目標を誰彼となく話してしまうと、中には、あまり創造力のない人がいるので、アイデアを盗まれてしまうかもしれないからです。

法的措置をとってアイデアを万全に保護する前に、そういった人に詳しい情報を教えると、彼らは、あなたのアイデアを大喜びで盗んでしまうでしょう。

私がコーチングをしているクライアントに、今まさにそういう目にあっている人がいます。彼女は自分の計画を誰かに話して、そのすべてを盗まれてしまいました。企業家の世界での法的見地から言っても、マスターマインドグループのメンバーや、本当に信頼できる人でない限り、何か新しいことをするときには、それをする前よりも、終わってから言った方がいいと思います。

自分が信じている人に、達成目標や、夢のような計画を話して、白い眼で見られたり、馬鹿にされたり、からかわれたりしたとしましょう。私達は心のどこかで、自分よりも相手の方が頭がいいと思っています。

私達は誰でも、心の中は不安でいっぱいです。いくら否定しようとしても、心の中は不安だらけで、ちょっとしたことでがっかりして、成功への道をはずれてしまいます。特に新商品を開発したり、途方もないことを計画したりする時には、不安でいっぱいです。

周りの人達は、先例がないことができるなんて思いもしないので、そういった人達に水を差されて、やる気を削がれてしまうのです。

信じている人に「そんなこと聞いたこともない。そんなの無理だ」と言われると、心の中に疑いが芽生えて、とたんに自信を失ってしまいます。でも、これはあなたの人生です。他の誰でもない、あなたのものなのです。自分のやりたいことを、過去に誰もやったことがないからといって、気にすることはないのです。

私自身、ほかの人からいろいろ言われてがっかりした経験は山ほどあります。スピーカーやライターやコーチやテレビの司会になんてなれっこない、と多くの人に言われました。

今考えてみると、そういった人達は、自分自身を信じていなかったんです。自分さえ信じられない人が、どうして私を信じることができるでしょう?当時私は、そういったことが理解できるほど知恵がありませんでしたが、今振り返るとよく分かります。

何かを言われて心底がっかりして、そのアドバイスに従おうとしたこともありました。ですが幸運にも、私が絶対的に信じている、心の中にある内なる知恵が、「今日しようとしていることをするために私は生まれた」と囁いてくれたのです。

ですから私は、自分より遥かに偉大な内なる存在とつながっているという信念のおかげで、ほかの人に何を言われても、やる気を失うことはありませんでした。「我が道を進みなさい」という自分の内側の声に励まされてきたのです。

「他人に反対されるかもしれないし、実際に彼らの言うことは正しいかもしれない。でも、自分でやってみるまではあきらめない」と、私は自分に許可を与えました。

皆さんも、「人に何と言われようと、自分が本当にしたいことを追い求め、それを得るためにはどんな代償を支払うのも厭わない」という許可を自分に与えてください。

-リー・ミルティア

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