小さな愛のムチ


From: リー:ミルティア

(ジム・パーマーへのインタビューより)

成功をどう定義するかは完全に自分次第です。あなたが考える成功と夢のライフスタイルは私のとは違うかもしれません。

敢えて言いますが、私のもジーン・シモンズのとは違います。(ワイルドなメーキャップと女の子達の黄色い叫び声は捨てがたいにせよ。)ともかく大きな夢を描いてそれを叶えると決心し、イエスと言ってください

でも、具体的に何をするかを一点の曇りなく正確に分かっていなければなりません。誰もそれを教えてくれないからです。


企業家になった時、私は自分の成功を固く信じて疑いませんでした。私は自分のやり方で成功しようと思っていました。私は名刺を注文しました。高価で艶のある上質な紙質のものを選び、肩書を「創業者・CEO」と記載しました。

仕事はかなりうまくいっていましたが、私はますます貪欲になりイライラと気が短くなっていきました。そんな時、2つの事を学んで流れが大きく変わりました。

1) 苦手な事をラクにこなす方法を学んだ。苦手な事をスイスイこなせば、より早く前進できます。

2) メンターに師事した。メンターに叱られたことが、ビジネスのターニングポイントになりました。


私の初めての恥ずかしい経験をお話しします。

それは私が企業家人生で受けた愛のムチでした。私は自分のマスターマインドとコーチングプログラムを始めた時、私自身あるマスターマインドグループに所属していました。そこには大勢の成功したコーチが所属していました。当時私のプログラムはそこそこ順調でしたが、それをもっと早く成長させたいと思っていました。


前にも言いましたが、仕事を始めた当初、私にはどうしてもしたくない苦手な事がいくつかありました。私はマスターマインドグループでビジネスを成長させたいという願望を話し、私が尊敬しお手本にしたいと思っている企業家の名前を挙げました(その何人かはその場にいました)。

すると、私が何をして何をしていないかを良く知っているあるメンターが、私に面と向かってこう言いました。

「ジム、質問がある。ここにいるビジネス仲間がビジネスを拡大させるためにしたようなことをしないで、一体どうやって彼らと同じレベルの成功を達成できると思うのか?それを説明してくれないか?」


それは、映画『ロッキー』のあるシーンのような瞬間でした。大試合の前にロッキーと対峙したミスター・Tを思い出してください。その威嚇的な姿は脅威というほかありませんでしたが、ロッキーはそこからある事を学びました。

同じように私も「腹をくくって」夢のビジネスの成長に必要な事をしなければならないということを学びました。私はこの恥ずかしい瞬間から、恐怖を振り払ってイエスと言うことを学びました。


それは恥ずかしく痛い経験でしたが、まさに私が必要としていた愛のムチでした。それを指摘されることが必要でした。家に帰る道すがら私は「二度とこんな状況になるものか。二度と自分の“欠点”をこんなふうに目の前に突き付けられるものか」と決心しました。私はそうする必要があったのです。


二度としないと誓った時、自分の成功と成長を絶対に邪魔しないと決心しました。私はスピーカーになる勉強をしました。動画を作り、ライブイベントをする勉強をしました。ポッドキャストでインタビューする腕を磨きました。

今私はそういった事を難なくこなせますが、昔は本当に苦手でした。「お手上げ」状態といっていいほど苦手でしたが、イエスと言ってそれらを克服しました。成功者はそういった事をして成功していたからです。


成功者は人がやりたくないような事をする。


• 成功者はかけたくない電話をかける。

• 成功者は起きたい時間より早く起きる。

• 成功者は基本的に見返りよりも多く与える。

 • 成功者は安全なビジネスより、不確実でリスキーなビジネスを好む。

• 成功者は言い訳をしないで結果を出す。

• 成功者は失敗しても立ち上がって再度試みる。

• 成功者は成功を加速させるために自分自身に投資する。


世の中にたった1パーセントしか成功者がいない理由は、敢えて大変な事をしようと思う人がほとんどいないからです。

私も初めてライブイベントをするまではそうでした。会議場を予約したらすごくお金がかかったでしょうし、参加者のためにも参加費用をより安くするために、私はホテルの部屋を数部屋貸し切りました。

でも「もし誰も来なかったら、借りた部屋はどうなるんだろう?」とすごく不安になりました。「部屋がすし詰め状態になって息苦しかったらどうしよう?ステージが寒かったら?」など次から次へと心配事が浮かんできました。

でも私はこれらすべてを忘れ、ただイエスと言ってこのすごくやりずらく気が進まないやり方をラクに進めました。


#苦手な事をラクにこなす方法


1) エゴやすごい人に見られたいという願望を捨てること。

上質な名刺を選んで役職を「創業者・CEO」とすることなんて無意味でした。私は悟りました。「素晴らしいアイデアを考えつくのは常に自分だ」とか「すべてを段取ってこなしているのは自分だ」といったようなことはそれほど重要ではありません。重要なのは、「既にそれをした」人から学び、その方法を真似できるということです。私はそのことを学びました。

2) 本当に賢い人に助けを求めて助言してもらうこと。

ビジネスの成長スピードはお金を出して買うことができる。それを理解すること。現在の自分となりたい自分との溝を埋めればずっと速く目標に到達できます。

3) メンターを得ること。

私の恥ずかしい経験のように、愛のムチを経験することがあるでしょう。でも、自分への説明責任がキチンとなされていなければ、自分に責任を持つことなんてできません。


実際に成功は足跡を残します。そこに至る過程では、すごく苦手な事もしなければなりません。あなたもかつての私のようですか?自分は人と同じレベルの成功を収めるに値すると思っていながら、苦手な事柄を克服しなかったり、とっかかりが難しい事を後回しにしたりしていませんか?

それではダメです。それを克服してください。これは愛のムチです。自分の願望を明確にして、それにイエスと言ってください。

-リー・ミルティア

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