目標達成 2018/04/17

巨大な記憶装置を使いこなす




From:リー・ミルティア

実は、あなたが生まれてこのかた、見たり聞いたり経験したりしたことのすべては、潜在意識に記録されています。潜在意識は巨大な記憶装置です。

膨大な蔵書のある図書館のようなもので、あらゆる情報がそこに保存されています。目標を達成したいと思ったら、成功メカニズムを備えた脳に、その目標の明確で正確な映像をインプットしなければなりません。

つまり、ビジョンボードを見ることで、脳は目標に焦点を合わせ続けることができると同時に、目標を現実化する方法も探し始めるということです。

私がコーチンググループに、ビジネス用ビジョンボードの作成方法を教えていると、おもしろいことが起こります。メンバーが、自分の願望のイメージを探し始めると、そのうち何人かは、自分が思ってもみなかった願望を抱いていることに気がつくんです。

私達は、2時間かけて理想のイメージを考え、それについて話し合いますが、自分が望んでいない目標を抱いていたという人が、実に多いのです。

そういった目標は、過去に、両親やパートナーや友人にインプリントされた目標であったり、昔の自分の目標であったりします。そして、それらのせいで、脳が行き詰っているのです。

今はもう、自分は別の方向に進んでいるので、それらの目標を達成するモチベーションがないからです。ですから、脳の中を調べて、他人の願望がどれであるかを特定して、そういった古い情報を削除してください。

そして、ビジネス用ビジョンボードを見て、毎日脳に、明確な方向性とイメージを与え続ければ、より良い結果が得られるのは明らかです。私は、皆さんと皆さんのスタッフ全員が、共通した1つのビジョンボードを持つことを強くおすすめします。そうすれば、皆さんが人生で表現したいことが何かを、スタッフ全員と共有できるでしょう。

私の場合は、たとえば今私は新しい本を書いていますが、それに私のオフィスのスタッフ全員を巻き込んで、新しい本のためのビジョンボードを作成しました。

そこには、本の実物大の模型や納期や、私達にインタビューをするメディアの写真や、私がサイン会でサインをしている写真などが貼ってあります。

また、スタッフに、新しいオフィスで行う別のプロジェクトのビジョンボードも作らせているので、新しいオフィスでも、ビジョンボードを毎日見ることができるでしょう。

たとえ、ビジョンボードを直接見たり、それに意識的に注意を払ったりしなくても、ビジョンボードがあるというだけで、潜在意識が常に、「これが集中すべきことだ!これに集中!これが表現したい目標だ!これが現実化したいことだ!」と皆さんに思い出させてくれます。

私が今皆さんにぜひ実践してもらいたいのは、自分の枠を超えて、心から望む目標を抱いてブレずに道を進むことです。目標に向かって、努力を惜しまず行動し続けることです。それが、人生で自分を表現するということなのです。

-リー・ミルティア

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