目標達成 2018/12/19

それ知ってる・・・


From:中谷佳正

「それ知ってます」
と言う顔でセミナー中や勉強会中に話を聞いている人が多いなーと、最近思うことが多くなってきました。前に立って色々なことを伝えている立場としては感じるんですがどうでしょう?そこそこ成果を出している人に多い印象があるんですが、そういう人がその後どうなるかというと・・・


頭打ちして落ちていく


あくまでも僕の経験則的な話にはなってしまうんですが、「それ知ってます」みたいな顔で話を聞いているそこそこに成果を出している人たちというのは、だいたいが頭打ちをしています。頭打ちしてるから話を聞きに来てるはずで、もし問題がないんだったらセミナーには来てないんやろうなという人たちです。だから、実際には何かしら問題を抱えているはずで、それを解決しなきゃ前に進まない状態になっている。でも、中途半端に成果が出ているばっかりに、プライドも変に高くなっているし、何より成果が出てしまっているがゆえに自分は分かっていると思い込んでいるからタチが悪い訳です(笑)
で、やっぱり頭打ちしている問題が解決しないまま、アレをやったりコレをやったりと真新しい策に溺れて、そのうち売上が落ちてしまうことになってしまいます。売上が半分になったとか、従業員が1/3になったとか、それならまだ良いですけど、倒産の憂き目に合うような人もいるから注意が必要ですね。


「知っています」にも段階がある


というわけで、そんな最悪な状況に至らないためにも、どういう段階に自分がいるのかを知っておけばいいかなと。逆に言うと、自分が知らないことを知るという、いわゆるソクラテス的な無知の知を得るというのも大事でしょってことで。。。


ただ知っているだけ


第一段階としては、ただ知っているというだけの状態です。まぁ、実際はほとんどがこの段階じゃないかと思います。情報として聞いたこともあるから知っていると思っている、、、ただそれだけ(笑)
例えばダイエットなら、炭水化物抜きダイエットという存在は認知しているみたいな。でも、あくまでも知っているだけなので、そのダイエット方法を使っては何の成果も出てなかったりします。だから、もし痩せたいと思っていても、炭水化物抜きダイエットのことを知ってるだけじゃ、結局痩せることにはならないので、知らない人と何ら結果は変わらない。知らないのと変わらないってことですね。
マーケティングとかの情報も同じで、どんなに多くの知識を知っていようとも、それによって成果が出ていないのであれば、やっぱり知らない人と何も変わらない(笑)


知っていて、やっている


次の段階は知っていて、かつ、やっている段階です。これはやっているだけまだマシなんですが、それでもやっているだけだから、成果に結びついていない状況です。
ダイエットなら、炭水化物抜きダイエットは試してみてる。でも、結果は出ていないみたいな状態です。たいていの場合は中途半端に試してみていて、本来やらないといけないことをやってるわけじゃなく、自己流で取り入れてるみたいな。これもまた、成果が出てるわけじゃないので、知らない人と立ち位置は何ら変わらず、知らないのと変わりません(笑)
マーケティングに関しても同じ。。。やっていようが、成果が出ていないなら知らないのと変わらないです。


知っていて、やっていて、成果も出ているが・・・


特に問題を感じるのがこの段階です。最初に言ったような、中途半端に成果が出ているような人たちはここに属してる。タチが悪いのは実際にやってるし、それで成果も出ているところ。。。だけど、成果は出ているにも関わらず問題があることが問題です。ちょっと表現が難しいんですが(笑)
ダイエットの話をするなら、炭水化物抜きダイエットで実際に痩せることができたっていう段階なんですが。。。これは僕の実体験でもありますが、確かに炭水化物抜きダイエットは痩せることができます。恐らく短期的に見れば、痩せると言う事だけでいうととても有効というか、痩せることができるのは間違いない。でも、そこで問題が発生する。僕はこの炭水化物抜きという生活を2年半以上続けましたが、精神的に安定しないとか、肌がボロボロになるとか、色々と問題が出ました。もちろん、人それぞれ向き不向きがあるので、うまくはまる人もいるのかもしれませんが、僕の場合はそうじゃなかった。大抵の人は、ある程度成果が出てきたところで止めてしまって、その結果リバウンドに悩まされるというのも聞きます。ほとんどの人がリバウンドしてるんじゃないかな?当然、僕もリバウンドする結果になったわけですが・・・(笑)
この場合、確かに炭水化物抜きダイエットに関しては知ってるのかもしれないんですが、本質的にダイエットに関しては問題が出たことによって逆戻りしてるので、やっぱり知らない人たちと同じところに着地してます。ということは、知らないのと変わらないってことになるわけで。。。


そもそも間違っている


「知ってます」と言いながら、中途半端に成果が出ているだけの人というのは、本質を理解できていない場合が多い。表面だけの理解でそもそも間違っていたりする。問題が起きている訳ですからね。
よく僕は企業のミッションの大切さを話したりするんですが、そういう時に「知ってます」って顔をしてる人が本当に多い。話を聞いてみると、企業のミッションをちゃんと作ってますって。で、そのミッションが社内の従業員一人一人にまで浸透しているかというと、、、そんなことはない。もっとひどいと、本人がミッションを言うことができない(笑)それミッションを策定してる意味ないやんという事。やっぱり知らんのと変わらんやん!って思うのです。

もしある程度成果が出ていたとしても、今問題に直面しているのであれば、わかったような顔をして話を聞くなってこと。。。もしかしたら自分がわかっていない本質があるんじゃないかと、そういう謙虚な姿勢で望むのが大事だってことですね。過去に読んだ本なんかも知ってるっていう前提じゃなく、もしかしたら根本的に間違って理解してるかもしれないと疑ってかかって読むぐらいがちょうど良いのかもしれない。

今年の締めくくりに「それ知ってます」っていうスタンスになってないか、今一度自分を見直してみてはいかがでしょう?


-中谷佳正


P.S.僕も自分自身を見つめ直すいいきっかけを頂けたなと感じる今日この頃。
あなたも今日から僕と一緒に「知っている」を捨ててみませんか?


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