ライフエネルギーの使い方




From:リー・ミルティア


皆さん、こんにちは。リー・ミルティアです。

皆さんは、日々、多忙を極めていることと思います。


そんな皆さんだからこそ、ライフエネルギーを、どんなふうに

使っているか常に意識するようにしていただきたいと考えています。

皆さんが自分の精神的エネルギーを、どのように使っているか

常に考えるようにしてください。


なぜなら、これはとても重要なことだからです。

皆さんから時間とエネルギーを奪い、ビジネス、

プライベートの両面で望んでいる成功から皆さんを

遠ざけてしまう、無意識の思考に気付いてください。


加えて、精神的な時間をどんなふうに使っているか、

常に留意するようにしてください。

 

一日中、仕事や個人的な問題のことを考えながら過ごしていると、

視野が狭くなっていき、新しいことに興味を持ったり、

人生のありがたさを感じるエネルギーが、全く残らなくなってしまいます。


数年ほど前のことですが、ニュースキャスターのバーバラ・ウォルターが、

有名な映画ディレクターのジョン・ハストンにインタビューを行い、

人生で最も大事なものは何か。お金、名声、それとも権力か。

というような質問をしたことがあります。


彼は、この中に自分にとって大事なものなど一つもない、と答えました。

彼は、人生で最も大事なことは、外の世界への興味や、心を開いて

新しいことをどんどん取り入れることだと考えているのです。


悩み事を抱えていれば、それに関する情報ばかりを持ち込み、

それが頭の中を占めるようになってしまいます。

すると、新たな興味や楽しみの入り込む余地が全くなくなってしまうのです。


たとえば、子供がいると、子供から電話がかかってきたりして、

効率よく進んでいた仕事が突然止まってしまうがありますが、

どのくらいの頻度で、このようなことが起こるか考えてみてください。


皆さんは子供のそばにいないことに罪の意識を感じ始め、

こんなに長時間、子供のそばを離れて、自分はなんと悪い親なのだろうと

自分を責めるようになります。


家に帰れば帰ったで、家族と一緒にいても、仕事を中途半端な状態で

置いてきてしまったことについて罪悪感を覚え、心配になってきます。


思い当たる人も大勢いると思いまが、これでは仕事と家族サービスの

どちらもきちんとこなせていないことになります。

仕事中は、自分が良い親じゃないという考えに集中することで、

クリエイティブで生産的なエネルギーを無駄にしています。


家にいればいるで、残してきた仕事に後ろめたさを感じて、

心から楽しむことができずにいます。


これは重大なエネルギーの消耗で、

フラストレーションを引き起こす原因となります。


これでは、今を精いっぱい生きるという状況を作ることはできません。

エネルギーの消耗を最小限にする、もしくは、なくしてしまうには、

自分の人生を区分してしまうことが最善策と言えます。

仕事のときは家の心配は忘れてください。


仕事中に考えなくても、家に帰ってから、

いくらでも考えることができるのです。


家の心配ごとを忘れる最大のメリットは、仕事に全神経を

集中できることで、言うまでもなく、この方が、ずっと

生産的でストレスから解放された状態でいられるのです。


また、家の問題を忘れることで、心が当然に

与えられるべき休息を得られるというメリットも生じます。


問題に頭を悩ますことを、自らやめる努力をすれば、

あなたの心は、無意識に過去の経験を通して役に立つ

解決策を見出すことができるようになります。


問題を心配したり、悩んだりすればするほど、

何の解決策も浮かばなくなります。


いつまでも態度を変えずにいれば、問題解決策のための

新たなチャンスを見つけることができなくなります。


ほんの数時間だけ問題を忘れるだけで、

役に立つ解決策が浮かぶようになるのです。 

これは悩みがどんなものであろうと、それが個人的であろうと

ビジネス上のものであろうと関係ありません。


皆さんは、自分のコンピューター(心)に、

新たな選択肢を提供するチャンスを与えなくてはなりません。

改めて問題に焦点を当てた時に、違う側面から

分析することができるようになるでしょう。


新たな観点を持てば、役に立つアイデアも浮かぶようになるのです。 

家にいる時に、エネルギーの消耗を止めようと思ったら、

今を精いっぱい生きることを自分に許し、個人的な人生を

仕事の人生から切り離すようにしてください。


これは私個人の経験から言えることなのです。

なぜなら、私は何年も自分のオフィスを自宅に構えていたからです。

(おかげ様で、2年前にオフィスを家の外に構えることができました。)


これから3週間、

(これは、新たな人生習慣を身に付けるのに必要な時間です)

皆さんに仕事に関する考え事をやめてもらうための特別な時間を差し上げます。


つまり、皆さんは自分のオフィスや家の中に構えている

オフィスを一定期間、離れていただきたいのです。


この一定期間が過ぎたら、仕事以外の時間は、仕事のことを話したり、

心配したり、考たりしないと約束してください。

自分を尊重してください。

自分に一定の休暇を与えると誓ってください。


仕事ばかりで休息を取らずにいると、

常に不機嫌な人間になってしまいます!!

休息を取るのは当然の権利なのです。私を信じてください!  

心の平和のために新たなルールを決めてください。

自分を大事にしてください。


人生は短いのですから、自分、自分の家族、そして自分のビジネスを

正しく行うためにも自分を愛するような人間になってください。

長い目で見れば、それがあなたのためなのです。


リー・ミルティア

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