習慣 2020/09/07

NO!



From:リー・ミルティア


最近、私が尊敬している仕事仲間に

「ノー」

と言わなければならない状況がありました。

私の時間やリソースを
その人たちのために使う事が
どうしてもできなかったので、
その人のビジネスへの参加を辞退しました。

皆さんもプライベートでも仕事でも、
きっとこのような経験がありますよね。


今になって思うのですが、
このビジネスの話があった時点から
これは自分には向いていない、
大変そうだと感じていました。

直感的に嫌な感じがしましたが、
「イエス」と言ってしまいました。

これが大きな間違いでした!


・好かれたいから、、、

・多分この人なら自分が知らない事を
 知っているかもしれないから、、、

・「ノー」と言ったらその人との
 付き合いがなくなるかもしれないから、、、


その仕事に役立つ経験もやりたい
という気持ちもないのに、
思わず「イエス」と言ってしまい、

どつぼにハマり、
どんどんと自分の時間やリソースが
無駄に使われてしまう。


プライベートでも仕事でも、
私自身を売り込んだり、
自分の学習レベルをさらに高めるために
新しい方法を試行錯誤するのが好きです。


パッと読むと
とても面白そうな仕事の誘いを
してくる人達がいます。

しかし、自分の今後の
サクセスストーリーを考えると、
気持ち的にどうもしっくりこない
プロジェクトだったらどうしますか?


私たちは常に、完璧な時間管理と
直感的な感覚を忘れてはいけません。


私は、自分の本能的な直感に耳を傾けず、
このプロジェクトの
一員になることを了解してしまい、
自分を追い詰めてしまいました。

始める前から嫌な気持ちでいたのですから、
当然と言えば当然です。


「心の声」を無視したのです。


もっと収益が出せる
私のメインビジネスがあるのに、
私のビジネスの基盤となっている
仕事が他にも沢山あるのに。

このプロジェクトをやってしまったら、
そのせいで私のスタッフの時間を使う事になる。

それに気づき、だんだんと不安になりました。

一生懸命やったので、
自分の担当分は良い結果を出す事ができました。


しかし、私には、
このプロジェクトに関与している人たちを
管理する権限などありません。


プロジェクトとしての成長も
収益もないまま4ヶ月が過ぎた頃、

今後どうするのか、
現状のマーケティング方法や
リーダーシップについて、
私の考えを伝えました。


すると、最初に話を持ってきたプロモーターが、

「これを成功させるために、
 君がリーダーシップを取ってくれないか」

と言ってきました。

「どういうこと?」

私は思いました。

最初はプロジェクトへ参加しないかと
言われただけなのに、

今度は、
儲けを出すために、上手くいかせるために、
突然リーダーになってくれ?

このプロジェクトは、

良いタイミングで、
労力を惜しまず、
費用をかければ成功すると思います。


これは本当だと思います。


しかし、自分が情熱を感じていない、
自分にとって主流となる
消費者へのマーケティングができない
プロジェクトに関与したのが、
大きな間違いでした。


そのプロジェクトに
関係している人たちのために、
自分の方針を変えてしまった事は認めます。

自分のメインとなる仕事の存在を忘れ、
「上手くいったら」
と言う事ばかりを気にしていました。

昔から「おいしい話には乗るな」
と言われていますが、

私はこの言葉を忘れていました。


私は、自分が約束した内容や、
ややこしそうな部分を
しっかり理解しておかなければ
いけなかったのです。

私はリーダーになることも、
監督することも、
他の起業家たちの面倒を見ることも
約束していませんし、

ましてや、

こちらに収益の一部が入るわけでもないのに、
このプロジェクトのプロモーションのために、
私の時間や資金を使う約束もしていません。

このプロモーターに対して怒りを感じますが、
やりかけた仕事は終えなければなりませんでした。


相手を尊重するか、
自分を尊重するか。


それが今日のポイントです。

まず初めに自分を尊重してあげましょう。

どんな経験も、大切なレッスンになります。
私は今回、身にしみて感じました。


とても大切なレッスン、
自分の直感に従えと言う、
最も大切なレッスンを学びました。

そして、2つ目のレッスン。

それは、自分にとって新しい分野や馴染みのない分野で
良い商品を作るためには、何をするべきか、
どうしたらよいのかを学びました。

3つの目のレッスン。
今回学んだ事を将来に活かし、
自分の方法で、自分の言葉で
それが実行できるということです。

そして4つ目のレッスン。
見掛けの良いものに惑わされない事。


誰かにとってピカピカなものでも、
自分や自分のビジネスには
適していないのかもしれないからです。

このような状況には色々な見方があります。

私は臆病ではありませんし、
皆さんもそうすべきだと
言っているわけでもありません。

ただ、私たち一人ひとりが、
ジョイントベンチャーをやる際、

「イエス」と言う前に、

誰とやるのか、
どのように進行していくのかを

きちんとリサーチすべきです。


適切な人材がそろっていない、
資金の準備ができていない、
明確なマーケティングプランがないような
プロジェクトや
ジョイントベンチャーへ参加してしまった。

これは明らかに愚かな行為でした。


自分の状況を正しく判断し、
自分の人生のエネルギーや
ビジネスリソースを傾ける場所は
どこなのか、正しく見極めなければいけません。

もちろん、目標を実現するために、
何があっても
やり遂げなければならない時だってあります。

私は、自分のために築いてきた
ビジョンや仲間を守るためなら、
喜んで他の人からの非難を受け入れます。

それが現実です。


「完璧な時間管理」をするために、
私は「辞任届け」を出しました。

この通知を受け取った人たちは怒ると思います。

しかし、
それは私のビジョンではありませんし、
私のビジョンに必要なリソースを
遠ざけることになります。

では最後に、昔からの格言を一つ。


汝に正直になれ—大変な時があっても
直感を大切に、、


リー・ミルティア



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