怒りの理由
From:北岡秀紀
先日、とあるプロジェクトである人物に怒りのメールを送りました。
本来なら直接会うなり電話なりで話すべきでしたが、同じようなことで繰り返し叱っているので、文字に残す意図でメールにしました。
で、彼から返信がきました。
その内容は…
「謝りたい。つきましては私が●日と●日は予定が入っているので●日、●日、●日のご予定はいかがでしょうか?」
というもの。
私は開いた口がふさがりませんでした。
そもそもメールで返信してくるのもよくわかりませんが…
それ以上に「謝りたい」と言う人間が自分の都合を伝えるなんて普通の感覚とは思えません。
本当に謝る気があれば、全ての予定を空けてでも行くはず。
私は面倒なので一切の返信もしませんでしたが…結局、それ以降、彼から音沙汰なし。
彼は私のアシスタントも知っていますし、私と共通の知り合いも多い。
ならば、本当に謝る気があるなら、夜討ち朝駆けをしてでも謝る方法はあるはず。
でも、彼から何もアプローチはありません。
しかも、この人物が大勢の前で礼儀だの礼節だの説いているわけですから、ヘソが茶を沸かすとはこのことです。
家電量販店でもホテルでも…
さて、話は変わって某大手家電量販店。
「●●は何階に売っていますか?」
そう質問したところ「少々お待ちください。」と即答。
「3階でございます」という回答が返ってきたのは約5分後。
壁には「高い商品知識」という標語を書いた紙がヒラヒラと踊っています。
またまた、話は変わって某ホテル。
対面ではなく横並びで打ち合わせをしていたのですが…
注文したコーヒーを話している間から置いたのです。
話の邪魔にならない外側から置くのがまともな配慮でしょう。
このホテルのウリは世界レベルのホスピタリティですって。
ホスピタリティって何なんでしょうね。
言葉ではなく行動
朝からキレ気味の内容で申し訳ないですが(笑)
今回の3つのエピソード。
客観的に見れば、そりゃキレても仕方ないよねって思いませんか?
言っていることとやっていることが違ったとき、人はやっていることを見ます。
言葉が立派なほど、その行動とのギャップが怒りを生みます。
立派な志を言うのはカンタンです。
でも、それを標語として掲げるなら…
そこにどうやって実を伴わせるかの策があってこそ。
いくら標語を掲げて叫んでも、具体的な行動がなければ何も変わりません。
立派な志って言っているときが一番気持ちいいです。
ホント自分に酔えます。(思い当たる節ないですか?)
でも、やるのは本当に厳しい。
それでもやる覚悟がないなら、グっと心の中でこらえて言わない方がよほどマシです。
ギャップのせいで怒られることはなくなるからです。
しかも、言わなければ自分の立派な志を知ってもらうためには、行動する以外ありません。
つまり、言わないことが行動へのエネルギーになる、というわけです。
宣言して追い詰めるという考え方が好きな人は多いですが…
それが逆効果になることもあります。
ぜひお気をつけください。
-北岡秀紀
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