忙しい社長へ:スラック仕事術のススメ
From:山田光彦
もし、あなたが僕と同じように大量の仕事や読んでおきたい本、教材が溜まっているなら、きっと今日の記事は役に立つはずです。
というのも、僕もこのやり方を取り入れてから、前よりも計画的に仕事を進められるようになったからです。
きっと忙しいと思うので、前置きはこれぐらいにして、サクッと本題に入りますね。
手術が大量にある、忙しい病院の話
あるアメリカの病院が、手術室の問題を抱えていました。その病院では年間3万件の手術を32室の手術室で行なっていました。この病院の手術室は常に予約でいっぱい。なので、急な手術が必要になると、もともと予定に入っていた手術を動かさないといけなかったのです。
その結果、午前2時に手術を行ったり、2時間の手術をするために何時間も待つなんてことも起こっていました。なので、病院のスタッフは予定外の残業をしないといけないことが、よくあったのです。
そこで、この問題を解決しようと病院はアドバイザーを雇いました。そして、そのアドバイザーが出した解決策はとても意外なものでした。それは、、、
「手術室を1つ使わず空けておくこと」
ただでさえ手術室が足りないのに、1つ空けておくなんておかしいと感じるのが普通だと思います。ですが、その結果、急な手術が入ったときに、その空けていた手術室を使うことで、もともと予定していた手術の予定を変更する必要がなくなりました。そのため、みんなが予定通り手術をすることができるようになり、効率的に手術をできるようになったんです。
そして、すべての手術にきちんと対応できるようになりました。手術室を増やすことなく、、、
(詳しくは『いつも「時間がない」あなたに 欠乏の行動経済学』)より)
意識的に余裕(スラック)を作る
きっとあなたも忙しく仕事をしているときに、予定外の臨時の仕事が入ってきた。そんな経験があると思います。しかも、それが緊急の仕事の場合、あなたはその仕事に対応するしかないですよね。
そうなると、急な手術が入ってきた病院のように、もともとやる予定だった仕事の予定を後ろに回すしかなくなります。そして、残業になり、効率が下がっていく。そんな悪循環にはまってしまうきっかけになりかねません。
もし、臨時の仕事が入って来るなんてよくあることだとしたら、、、上の話に出てきた病院のように、そういった臨時の仕事をやるための時間を最初から確保しておくと、悪循環にはまるきっかけを断つことができます。
具体的には、僕は毎週水曜日に臨時の仕事や雑用的な仕事を処理するための時間をとっています(これは昔、うちの社長の小川さんからススメてもらってはじめました)。ここで臨時の仕事をやったことで遅れてしまった仕事の進捗を取り戻したりしています。まあ、正直、臨時に入ってきた仕事がデカ過ぎると取り戻せないこともありますwまあ、そういうこともありますw
それに、以前、テレビでたまたま見た部屋を片付ける先生みたいな人も同じようなことを言っていました。全部きちんと整理整頓をする場所を完全に決めてしまうんじゃなくて、どこにしまうか迷ったときに「とりあえず置いておく場所」みたいな臨時の場所を作っておくことが大事。
それがあると、急いでいる時にでもとりあえず、そこに入れておける。そして、ある程度、その臨時の場所に物が溜まってきたり、毎朝とか時間をきめて、その臨時の場所に置いてあるものをしまう、という風にすることで、全体がぐちゃぐちゃになるのを防げる、と。
パソコンとかでも、容量がパンパンになってしまうと動きが遅くなりすぎてしまったり、色々と問題が起きるもの。
なので、あなたが仕事をしていて臨時の仕事や予定外の仕事が結構入ってくるな、と思うなら、意識的に余裕(スラック)を予定に入れてみてください。そうすることできっと効率も上がり、予定通りに仕事が進みやすくなるので、きっと、気分良く仕事ができるようになると思いますよ。
ー山田光彦
<ザ・レスポンスからのオススメ>
1978年、アメリカ・オハイオ州。
ひとりの裁判官が逮捕されました。
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