安売りには〇〇が必須
From 高木 仁也
大阪自宅オフィスより
家の近くにあるラーメン屋さんが、潰れそう。
1回だけ行ったことあるんですけど、パッと見て、お客さんが入っていない。毎日、毎日その道を通るんですが、全くと言っていいほどお客さんが入っていない。
オフィス街にも関わらず、お昼時も全然人が入っていない。隣のカレー屋さんには人が並んでいるのに、ラーメン屋には誰もいない。普通に経営をしていたら潰れるだろうと思っているんですが、ずっとあるので、お客さんが入っているかもしれません。
そのラーメン店の前に、看板があるんですね。ラーメン屋さんにお客さんを呼び込む用の看板で、道路の端っこに1メートルくらいの大きさの看板を立ててました。
いつも通るので、「どんなコピーを書いているのかな?」って毎回見るんですけど、見るたび、見るたび変わるんですね。
「大盛り無料!」
「100円、安くしております!」
「卵が無料でついてきます!」
「ランチタイム限定!チャーシュー付き!」
「チャーハンセットが割引価格!」
みたいな感じで、割引の内容ばかりでお客さんを集めようとしているんですけど、そもそもお客さんが全然入ってないので、色々試しているんでしょう。もしかすると、あなたの周りにもこのようなお店があるかもしれません。
お客さんを集めるために、割引をすることは実際に集まる方法としてあるのですが、使う時には、必ず伝えなければいけないことがあります。
割引する時、無料にする時、お得にする時、特典をつける時。通常よりも良い案内をしているときは、お客さんに伝えなければいけないことがあります。
それは、、、
理由です。
Reason Why Copyというのですが、その商品が安くなっている理由、無料にしている理由、お得にする理由、特典をつける理由。この理由をつけることでお客さんは納得します。
特に、無料にする時だったり、安売りする時は必ずつけてください。なぜなら、ほとんどの人は「何で、無料なの?」「何で、100円引きなの?」と無意識に理由を探します。
もし、あなたが新しい家を探しているとして、今住んでいる家が50坪、家賃12万の家だったとしましょう。そんな時に、チラシで「60坪、家賃6万円」っていうチラシが来たら「そんなわけないだろ?」って思うじゃないですか。というか、普通に怪しむと思うんですね。そんなに安いのには訳があると。何か企んでいるんじゃないか?騙そうとしているんじゃないか?って普通の人は思う訳ですよね。
ここのチラシに
「60坪、家賃6万円。築年数が40年とかなり古い物件です。家主の都合により、最低でも3年は住んでいただける方限定でご案内しております。かなり破格の内容だと思いますが、ご案内できる方は1名限定、条件を満たした方のみになりますので、興味のある方はご連絡ください。TEL000-0000」
という理由が書いてあると、少し「あ、それならちょっと気になるな」という風に、どう考えてもおかしい値段なのに、納得してしまうんですよね。
価格が安かったり、無料で何かをつける際には、「なぜ、その値段が安いのか?」という理由を伝えると効果として高くなると思います。
ラーメン屋さんの話に戻ると、ただの「安売り」をメインで伝えるのではなく「なぜ、安いのか?なぜ、卵がつくのか?なぜ、大盛りが無料なのか?」理由を明記するだけで、お客さんが増えるかもしれません。
もしあなたが、集客するために、無料や割引、特典をつけているのであれば必ず理由を伝えてくださいね。
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