夜の店に見た、繁盛の秘密


リッチ・シェフレン
ナビゲーターの中谷です。

 「そうだ 京都、行こう。」

JR東海のキャッチコピーに触発され、僕のアドバンテージマーケティング、グルコンに参加されているご夫婦にご招待いただき、京都の祇園にストラテジックプロフィッツの旧メンバーと一緒に行ってきました(笑)

お気付きでない方もいるかもしれませんが、リッチの運営メンバーが変わりました、、、それはまた今後ご紹介していければと思います、、、

祇園は多くの人がイメージしている「あの京都」そのものといった感じの街で、そんな祇園の中でも地元の人しか知らなさそうな、しっとりとしたところでお食事をいただくことに。。。

好きなタイプは「五郎丸みたいなのが良い」とかなんとか、間中さんの少しこじらせた恋愛観を伺いながらもいい時間になったので、奥さんが20年近く祇園でやっているクラブとカウンターバーを訪れる流れになりました。

と、そこで見たのは、、、


繁盛しているお店


ご夫婦からはグルコンに参加されているので、色々と伺っていましたが、うわさどおりカウンターバーはなかなか良い雰囲気でした。

カウンターバーなので広いわけではないですが、20代前半の女の子が接客をしていて、おじさん達が娘を見るような目で彼女たちとコミュニケーションを取っている、、、そんなお店です。。。

なんというか、疑似家庭を楽しんでいるような空気感と言えばいいのか、夜のお店と聞くといかがわしいイメージを持つ人もいるかもしれませんが、ここはそんなことはなくてアットホームな空間が広がってました。


問題のお店


もう1つのお店はクラブなのですが、店を入った瞬間に感じたのは、一言で言うと違和感でした。もちろんここから先は許可を取った上でお伝えさせていただいているので、ご安心ください。。。(笑)

で、感じた違和感というのは、、、店構えと内装が何となく一致しない感じ。全然ダメということはありません、、、ありませんが、どう使っていいのか分からない印象でした。

というのも、お店にバリっとしたボーイがいるわけでもなく、またモデルや芸能人をやってますみたいな女の子を集めてるというわけでもない。。。かといって、しっぽりと落ち着く空気が流れているというわけでもない。

要するに、コンセプトがしっかりとしていない感じがしました。だから、店構えで感じた雰囲気と中に入った時に感じた雰囲気に違和感を感じたんだと思います。。。

案の定、こちらのお店は、あまり業績は芳しくないので何とかしたいというお話でした。


2つのお店の違い


まったく同じ経営者にも関わらず、2つのお店に違いが生まれているのは何故なのか?その答えになるのが、リッチもよくセールスコピーの話なんかで出している、コンセプトなんじゃないかなと。。。

先に挙げたカウンターバーの方は、疑似家庭を味わうことを目的としている、そんなコンセプトがありました。でも、もう1つのクラブの方は、狙いが曖昧な印象で誰を顧客にしようとしているのかもハッキリしてない感じです。

だから、どんな女の子を集めてくれば良いのか、どんな内装にすれば良いのかとか、どんな雰囲気作りをすれば良いのかも決まらないわけで、、、。

結果として、お店に来たお客さんも、どういった使い方をすればいいお店なのかがわからなくて、戸惑ってるんじゃないかという印象です。


お客さんを混乱させてしまう


リッチはコアコンセプトという言い方で、セールスコピーにおけるコンセプトの重要性を説いています。ただ、それは文章に限った話ではなくて、製品やサービスについても同じこと。。。

例えば今回の話で言うと、接待終わりで仲のいい人だけでちょっと飲んで帰ろうか、という需要に応えるといったコンセプトにしたら良いんじゃないかなと感じた。

そうやってコンセプトが決まれば、「接待やったん?大変やなー」という感じで接客してくれるような女の子を集めれば良いというのが決まってくる。

当然、接待疲れをちょっと癒やすみたいなコンセプトなわけなので、バリっとしたボーイも必要ないし、ギラギラとした内装が必要になるわけでもないですね。どちらかといえば、愛嬌のいい人がそれでいい訳です。

こんな流れで、コンセプトさえしっかりしていれば、あとの肉付けは簡単にできます。でも、色々と取り入れようとすると、何のお店なのかさっぱりわからないものになってしまいます。その結果、お客さんを混乱させてしまう。

 
セールスコピーに関しても、商品作りに関してもそうなのですが、コンセプトを明確にせずに、アレもコレもと取り入れてしまうと、お客さんを混乱させてしまうんだということを理解しておくと良いかもしれません。

だから、まずはコンセプトを明確にするのが大事ですね。。。

 

P.S.祇園に行く際には、ぜひこのご夫婦のお店を利用して欲しいので、情報が欲しい方はFacebookに僕に直接アクセスしてください、、、(笑)その時にはもうコンセプトがしっかり決まっているはずですので。。。




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