1人VSチーム
リッチ・シェフレン
ナビゲーターの中谷です。
暑い日が続いてますね、、、
こんな日は仕事もしないでクーラーの中でアイスでも食べながら1日中お気に入りの本を読んで過ごしたいなーなんて思っている人も多んじゃないかと思いますが、実際のところは、、、
「時間が・・・ないんですよ」
なんて相談をしてくる社長や起業家の人が多いですね。今に始まったことじゃないですが、本当に多いなぁと感じます。
「忙しい」が口癖になってる人がいますけど、それって見方を変えたら「自分は能力が少ないんです」って言ってるみたいなものかもしれません。。。そんなこと言いながら僕もたまにそんなことを口にすることありますけど・・・
優秀な人はチームを動かす
能力が少ないというのは言い過ぎなのかもしれないですが(笑)もし本当にあなたが優秀なんだとしたら、、、自分の時間を作るということもできるはず。だから優秀なビジネスパーソンとしては、時間を作るためにチームを活用するというのが、ビジネスを行う上では欠かせないことだと。兵士一人と将軍一人とどっちの方が価値を生み出せるか?を考えてみて欲しいのですが。もちろん兵士一人一人にも意味があるのは間違いないんだけど、でも将軍一人の方が圧倒的に価値を生み出すことができるのは何となくわかるはず。将軍も兵士がいないと意味がないとかいうのは置いといて(笑)では何が一兵卒の兵士と将軍とでは違うのか?というと、武力とか知力とかももちろんですが、本当に大きな要素はどれだけ多くの人を動かせるのかということ。チームを動かす能力が優れているからこそ、その人は優秀だと言えるということ。
なぜチームを動かせると優秀なのか?
なぜチームを動かすことができたら優秀と言えるのかというと、それはレバレッジが効くから。レバレッジというのはテコの原理のことで、小さな労力で大きな成果を生み出すようなことを言う訳ですが。。。
例えば、1人でやってるパン屋の場合だと、店長1人の生産性が店の売上の上限を決めるので、1人で1日200個のパンしか作れないのであれば、その200個の売上が1日の限界になります。でも、もしその店長がチームを動かすことができるのなら、3人ぐらい雇って彼らにパンを作らせることで1日1000個作れるようになることも可能です。そうすると、1日の売上の限界が1000個分になるだけではなく、店長はパンを作らなくても良いのでマーケティングに集中できるようになる。そうやって1人でやってた時よりも、効率的に稼ぐことができるようになるはず。これがレバレッジです。当然、こんな形で規模を大きくしていって工場を作ったりするようになれば、もっともっと稼げるようになるかもしれません。
でも、ここで気付いておかないといけないのは、経営者が使っている時間は同じだってこと。1人店長でやっている時も、3人雇ってチームでやってる時も、工場を作って大人数のチームでやってる時も、経営者の時間は1日24時間。。。だけど、むしろチームでビジネスに取り組んでいる時の方が、経営者がビジネスに使ってる時間は少なくなっているかもしれないし、同じ24時間の間に生み出している売上は、圧倒的にチームで動いている時の方が大きいってところがポイントです。
チームの概念
「チームでやった方が良いのはわかった。でも人を雇うのはちょっと・・・」
って思ったりしてるなら、それは間違い。もちろん、すでに人を雇っているような場合でも、チームを強化するイコール人を雇うことだと考えているなら、それはちょいと違う訳です。。。
というのも、チームというのは何も会社の中でだけで考えるわけじゃないから。
チームというのは社内のメンバーだけじゃなくて、社外の外注業者だって、チームの一員なんだっていう概念が必要ってこと。そうやって外注業者もチームの一員なんだと考えるようになると、色々と見方も変わってくるはずです。
あ、ちなみにここで言う外注業者というのは、単に自社の業務を委託している先っていうだけじゃなくて、仕入元とか取引先とかも含めた人たちのことです。広い目で見たら、仕入元はあなたの会社に代わって商品を作ってくれてたりするわけだし、小売店舗みたいな取引先があった場合は、あなたの代わりに商品を売ってくれてるわけだから、結局のところ言い方はどうあれ外注業者と変わりないってことです。
外注業者もチームだと考えると・・・
チームを持つことが大事で、そのチームを強化することでレバレッジが効くようになるのなら、一体どうすれば良いか?どうすることがよりレバレッジを効かせられるようになるかというと、それはチームのことをよく知ることですね。
チームのことをよく知ることで、誰が何が得意でどうやれば上手に物事が進むのかがわかるようになるはず。不得意なことをやらせていてもレバレッジは効かないので、効率よくやるなら自分のチームのことをよく知ることが何よりも近道です。
あなたがもし、外注業者をチームだとみなしていないのであれば、まずはそこから変えてみたら良いかもしれない。ビジネスを1人でやってると思うのではなくて、彼らの協力があってビジネスが成り立っている。そして、チームのことを知らないのであれば、彼らのことをもっと知る努力をした方が良いかもしれない。そこでチームのことを知ることができれば、もしかしたらあなたは今以上にビジネスを進めるのが簡単になるかもしれません。
P.S.暑いのでパワーを充填しようと思い土用の丑の日にウナギを食べようとしたら・・・お昼ご飯のコンフォートゾーンを超えた価格に(笑)